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ファストフードと上手につきあう3つのコツ 食べ方と頻度の工夫

ファストフードと上手につきあう3つのコツ 食べ方と頻度の工夫

健康に悪いと言われるファストフードも、注意すれば、栄養バランスがグンとよくなります。試してみたい食べ方と選び方!

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ファストフードと上手につきあう3つのコツ 食べ方と頻度の工夫

今やファストフードは、とても身近な存在です。ハンバーガーを代表に、うどんなどの麺類、ラーメン、牛丼、ドーナツにチキンなど、「安く・すぐに・手軽に」食べられるのが魅力ですよね。忙しくて食事の準備が難しい日、外出先での昼食、子どもがよろこぶごほうびごはんなど、頼りたくなる場面は日常にたくさんあります。

一方で、ファストフードは栄養面で偏りやすい一面もあります。とはいえ「食べてはいけない」ものではありません。大切なのは、避けることではなく、特徴を知ってじょうずにつきあうこと。頻度や食べ方を少し工夫するだけで、罪悪感なく楽しめるようになります。ここでは、無理なく続けられる3つのコツを、具体例をまじえて紹介します。

1カロリー・塩分・脂質が多くなりやすいことを知っておく

高カロリーになりやすいファストフードのイメージ

ファストフードは、冷めてもおいしく食べられるよう、味付けが濃いめで、脂質やエネルギー(カロリー)が高くなりやすい傾向があります。商品にもよりますが、ハンバーガーのセットで800kcalを超えることもあり、これは一食としては高めです。まずは「エネルギーや塩分をとりすぎやすい」という特徴を知っておくことが、上手につきあう第一歩になります。

特に見落としがちなのが塩分です。ハンバーガー、ポテト、ラーメンのスープなどは塩分が多くなりやすく、知らないうちにとりすぎてしまうことがあります。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」でも、塩分のとりすぎに注意することが示されています。「今日は塩分が多めだったから、夜は薄味にしよう」と一日の中で調整する意識を持つだけでも、負担はやわらぎます。

メニューの栄養成分をチェックする習慣を

多くのファストフード店は、公式サイトやアプリでメニューごとのエネルギーや栄養成分を公開しています。よく利用するメニューのカロリーや塩分を一度チェックしておくと、「思っていたより高かった」「これなら安心」といった目安ができ、選び方の助けになります。数字を知っておくだけで、自然と選択が変わっていくものです。

栄養バランスが偏りやすい

ファストフード中心の食事は、野菜が少なくなりがちで、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足しやすい傾向があります。厚生労働省と農林水産省がまとめた「食事バランスガイド」でも、主食・主菜・副菜をそろえ、エネルギーや塩分のとりすぎに気をつけることが基本とされています。ファストフードだけで完結させず、ほかの食事で野菜や汁物、果物、乳製品を足すなど、一日・一週間単位でバランスを整える意識が役立ちます。

なお、保存料や着色料などの食品添加物について不安の声もありますが、日本では消費者庁や食品安全委員会などが安全性を評価したうえで、使用できる種類や量が定められています。特定のものを過度に心配するよりも、いろいろな食品をバランスよく食べることのほうが大切です。食生活や体重が気になる場合は、管理栄養士やかかりつけ医、自治体の栄養相談などに相談すると安心です。

ファストフードで偏りやすい栄養のポイント

  • エネルギー(カロリー)が高くなりやすい
  • 塩分をとりすぎやすい
  • 脂質が多くなりやすい
  • 野菜が少なく、食物繊維が不足しやすい
  • ビタミン・ミネラルが不足しやすい

2メニューの選び方と食べ方を工夫する

野菜のついたバーガーセット

ファストフードは、取り入れ方しだいで負担を抑えられます。利用の頻度を控えめにするのはもちろん、注文するメニューや食べ方を工夫するだけでも、ぐっとバランスが整います。「がまん」ではなく「ちょっとした選び替え」と考えると、気楽に続けられます。

たとえば、サイドメニューをポテトからサラダやスープに替える、飲み物を無糖のものにする、サイズを小さめにするといった選び方です。サラダを頼んだら、食物繊維の多い野菜から先に食べるのもおすすめ。食後の血糖値の上昇がゆるやかになりやすいと言われています。さらに、よくかんでゆっくり食べると満足感が得られやすく、食べすぎ防止にもつながります。「量を調整する」「頻度を抑える」という意識を持つだけでも、日々の積み重ねは大きく変わってきます。

カロリーダウンにつながるチョイス&食べ方

  • 飲み物はジュースなどの甘いものを控え、ウーロン茶・お茶・無糖のコーヒーなどにする
  • サイズを小さめ(Sサイズなど)にする
  • ポテトをスープやサラダに変更する
  • ラーメンなどのスープは残すようにする
  • 野菜のあるメニューを選び、野菜から先に食べる
  • よくかんで、ゆっくり食べる

など

種類別のちょっとした工夫

ひとくちにファストフードといっても種類はさまざま。それぞれに合った工夫を知っておくと、選びやすくなります。

種類 上手につきあう工夫
ハンバーガー店 セットのポテトをサラダに替える、サイズは小さめ、飲み物は無糖に
牛丼・丼もの サイズを控えめにし、サラダやみそ汁をプラスして野菜を足す
ラーメン・麺類 スープは残す、野菜トッピングを加える、替え玉は控えめに
ドーナツ・スイーツ系 個数を決めて楽しむ、飲み物は無糖にして甘さの重なりを避ける

一日・一週間でバランスを取る

一食だけを見て「食べすぎた」と気にするより、一日、一週間という単位で調整すると気持ちが楽になります。たとえば、お昼にハンバーガーを食べた日は、夜は野菜たっぷりの和食にする。ファストフードが続いた週は、翌週は家でつくる食事を増やす。こうした「ならし方」を覚えておくと、ときどきのファストフードも無理なく楽しめます。完璧を目指すより、長く続けられるゆるやかなバランスが大切です。

3子どもとは「ほどほど」でつきあう

食事を楽しみにする子ども

子どもとのつきあわせ方も、大切なのは「ほどほど」です。食生活のほとんどがファストフードになるような極端な状態でなければ、必要以上に神経質になることはありません。味付けが濃いめなので、量や頻度には配慮しつつ、たまのお楽しみとして取り入れるとよいでしょう。

「絶対にダメ!」と強く禁止するより、「今日は特別ね」と楽しむほうが、子どもにとっても「たまに食べられるうれしいごほうび」になります。過度な制限が、かえって食への執着やストレスにつながることもあります。家庭の方針で頻度のルールをゆるやかに決めておくと、親子ともに気持ちよくつきあえます。「テストをがんばったごほうびに」「月に一度のお楽しみに」など、わが家のペースを見つけていきましょう。

食育の視点を取り入れる

文部科学省なども、子どものころからの食習慣の大切さ(食育)を呼びかけています。むずかしく考える必要はなく、ファストフードを食べる機会も、じつは食について話すよいきっかけになります。「このハンバーガーには何が入っているかな」「野菜も一緒に食べようね」といった会話を通して、栄養や食べ方を自然に学べます。禁止して遠ざけるより、正しく楽しむ経験を重ねることが、将来の食習慣の土台になります。

家庭で楽しむときのちょっとした工夫

外食のときは、サラダやコーンなどの野菜メニューを一緒に頼む、飲み物をお茶にする、家族でシェアして食べすぎを防ぐ、といった工夫がしやすくなります。「ファストフードの日は、夜ごはんで野菜を多めに」と一日の中で調整するのもおすすめ。ときには、パンやパティ、たっぷりの野菜を用意して手づくりのハンバーガーを楽しむと、塩分や量を調整しやすく、子どもと一緒につくる楽しさも味わえます。禁止するのではなく、バランスを取りながら楽しむ姿勢が、子どもの食習慣にもよい影響を与えてくれます。

ファストフードとのつきあい方でよくある質問

最後に、よく寄せられる疑問に触れておきます。

Q. 週にどのくらいまでならいい?

明確な基準があるわけではありません。頻度を決めておき、ほかの食事で野菜や汁物を足してバランスを取るのが現実的です。体重や食生活が気になる場合は、管理栄養士や自治体の栄養相談に相談してみましょう。

Q. ダイエット中でも食べていい?

メニューの選び方と頻度を工夫すれば、無理に我慢しなくても大丈夫です。サイズを小さめにする、サイドを野菜にする、飲み物を無糖にするなどで、エネルギーを抑えやすくなります。がまんしすぎて反動が出るより、上手に取り入れるほうが続けやすいものです。

Q. 子どもには何歳から?

家庭の方針によりますが、味付けが濃いめなので、小さいうちは量や頻度に配慮するのがおすすめです。取り分けや小さめサイズを選び、心配なことがあれば健診の際などにかかりつけ医や管理栄養士に相談すると安心です。

Q. どうしても頻度が増えてしまいます。

忙しい時期は無理もありません。まずは「飲み物を無糖にする」「サイドを野菜にする」など、できる工夫から一つずつ。ファストフードに頼る日があっても、ほかの食事や翌日で調整すれば大丈夫です。自分を責めすぎないことも、長く続けるコツです。

Q. 塩分が気になります。どうすれば?

スープや汁は残す、ソースやドレッシングは控えめにする、セットのポテトを野菜に替えるなどで、塩分を抑えやすくなります。ほかの食事を薄味にして、一日全体で調整するのもおすすめです。

この記事を書いたライター
木村さくら

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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