旦那が安月給でも仲良く暮らすための秘訣5~金欠妻は必見の心得
夫婦を繋ぐものはお金ではなく「愛情」と頭ではわかっているのですが、家計簿をつけながら「今月も生活費が足りない」とやりくりに頭を悩ませている時は、のんきな笑顔を見せる夫になんだかイライラ。子供の将来を考えて貯蓄も必要ですので、やっぱり旦那さんが安月給だと正直笑顔で生活するのが厳しい時もあるでしょう。
こちらでは、旦那さんが安月給でも家族仲良く暮らす秘訣をご紹介するとともに、本当に夫は安月給なのか比較するための家計収入の平均、旦那が安月給だと嘆く夫婦の実際の暮らしぶり、妻に出来る安月給への対応をご紹介します。もう離婚するしかない」と考える前に、チェックしてみましょう。
旦那が安月給でも仲良く暮らす秘訣5
旦那さんが安月給だと家計の切り盛りを任される妻は次第にイライラし、夫婦関係がギスギスしだして家族も暗い雰囲気になってきますが、それでは家族で生活する楽しさを味わえません。
こちらでは旦那さんが安月給でも仲良く暮らしていける秘訣を5つご紹介しますので、夫婦でいかなる時も支え合うことを誓い合った結婚式を思い出し、さっそく実践してみましょう。
1妻が働いて家計を助ける
家庭の収入が厳しいのなら、手っ取り早いのは妻が仕事を持つことです。昔に比べて今は共働き世帯が急増し、乳幼児がいて働きに出られない妻も家庭内で在宅ワークをして稼ぎ、家計を助けています。たとえ安月給でも旦那さんが一生懸命に働いているのなら「パパ、副業を持ちなさい」「転職しなさい」なんて言ってはいけません。
大きな収入をあげなくても、妻が月に1~2万円稼ぐだけで今より家計はぐっと楽になります。まずは自分のできる範囲で無理なく仕事を探してみましょう。
仕事をすることで視野が広がったり、生活にメリハリややりがいを感じたりする人も多いため、家計でキリキリして家庭を壊してしまうくらいなら働いた方がお得。これまでのような旦那さんの安月給に対する不満を減らせるというメリットもあります。
2やりくりを楽しむ
少ない収入を気に病んでいるとストレスが溜ってしまいますが、自分の努力や工夫で支出を減らすことができると、自信がついて楽しくなってきます。今は便利な家計簿アプリもありますので収支の状況を分析し、無駄を見直してみましょう。
例えば外食やお菓子の購入など、ちょっと減らせるところを見つけて頑張ってみると、わずかでも支出を減らすことができるはずです。どうせだったらやりくりを楽しんで、少しでも家庭の中を明るくしましょう。
3節約上手を目指す
旦那さんが安月給なら節約はやっぱり大切です。節約といっても生活の全てを切り詰めてしまうのではなく、例えば照明のスイッチを切る、顔を洗う時に水を出しっぱなしにしないように心掛けるだけでも充分な節約ができます。
また、様々な節約術をネット検索して読むだけでも「これまで随分無駄遣いしていたんだなぁ。旦那が安月給なんじゃなくて私のやりくりが下手だったのかも!?」と気づくこともあります。マーミーの記事でもいろいろな節約方法をご紹介していますので、家族で楽しく節約に取り組んでいきましょう。
4たまには豪勢にハメを外す
家計を切り詰めてばかりいると生活に面白味を感じることができず、ストレスの矛先を「旦那が安月給だからだ!」なんて夫に向けてしまいがち。ですから切り詰めるだけでなく、たまには家族で一緒にご褒美を楽しみましょう。
例えば、「○○したつもり」で小銭を貯めたらそのお金で外食をするとか、カードのポイントが溜ったら豪華食材をお取り寄せするなど、やりくりを頑張るだけでなくそのご褒美も楽しむことで、生活に張りを持たせましょう。
5お出かけは安く計画する
節約ばかりで家の中に閉じこもっていると、やっぱり家族仲はうまくいきませんし、子供にとってもよくありません。家族サービスはお金をかけなくてもできますので、お弁当を作ってお金のかからない公園やハイキングに行くなど、節約しながらも家族でお出かけをする機会を作りましょう。
無料で参加できる工場見学は、子供も大人も楽しめるうえに試食やお土産サービスなどもあってお得です。
旦那は本当に安月給?家庭の平均所得
旦那さんが安月給だと嘆く前に、まずは一般的な家庭収入の平均値を知っておきましょう。旦那さんのお給料は多ければ多い程嬉しいものですが、もしかしたら金欠の原因は旦那さんが安月給だからではなく、生活の仕方によって支出が収入を上回っているだけなのかもしれませんので、心当たりのある方は頑張って節約しましょう。
こちらでは厚生労働省「平成27年 国民生活基礎調査の概況」より日本の世帯別の平均所得、子育て世帯の平均所得、末っ子の年齢別の母親の仕事の状況など、旦那さんが安月給であるか、他の子育て中の家庭はどうなのかといった目安となる数値をご紹介します。
一般家庭の平均所得額
平成27年度の全国の推計総世帯数は5036万1千世帯、年間所得の平均額は541万9千円です。ここには子育てが終わった高齢者世帯、結婚していない若い世代、3世代の世帯なども含まれています。
また、最も高い割合の世帯所得は200~300万円で14%。次いで100~200万円の13.6%、300~400万円の13.1%となり、平均所得以下の家庭が61.2%を占めています。
さらに、世帯主の年齢別にみた1世帯当たりの年間所得の平均値を見てみると、次のような結果となりました。これは世帯収入ですので、共働き家庭は旦那さんと自分の年間所得を合計し、自分の家庭の所得が平均的かどうか比べてみましょう。
子供のいる家庭の平均所得
総世帯のうち全体の23.5%にあたる1181万7千世帯は子供がいる世帯。世帯の年間平均所得額は712万9千円です。世帯の平均所得、会社やパートなどで働く有業人数は末っ子の年齢によって変わります。
所得を得ている家庭内の働き手は、末っ子が入園前の3歳未満では1.65人ですが入園後に徐々に上昇し、末っ子が中学生では1.86人。子供のいる家庭は共働き世帯が多く、さらに末っ子が中学を卒業した15~17歳には2.19人と急上昇しますので、大きくなった子供達が就職やアルバイトにより家計を支えていることがわかります。
末っ子の年齢別の母親の仕事の状況を見ても、正規社員の割合はほとんど変わりませんが、仕事なしの割合は6割~3割へと減少。さらに末っ子が高学年になると2割へと減少します。
昔は専業主婦が多かった日本ですが、今では子供が大きくなるにしたがって母親が正社員だけでなく契約社員、パート、在宅ワークなどで働いて家計を支えるのが、一般的な子育て世帯のライフスタイルなのです。
一方、生活意識の調査では全世帯の27.4%が「大変苦しい」、32.9%が「やや苦しい」と60.3%が生活の苦しさを実感しているのに対し、子供のいる世帯は30%が「大変苦しい」、33.6%が「やや苦しい」と、半数以上の63.5%の子育て世帯では収入の少なさや出費の多さを実感して不安を感じ、逆にゆとりを感じている人はわずか4.1%でした。
安月給の旦那とは離婚すべき?
旦那さんがあまりに安月給で生活の苦しさを感じると「いっそのこと、離婚したほうが生活は楽になるのでは?」なんて考えてしまうこともあるでしょう。特に妻が正規職で安定した仕事をしている場合、実際に家計が楽になる家庭もあります。
ただし離婚すればその分家庭内の労働力は減るため、妻の方に負担がかかってきます。生活を楽にするためにシングルになるという選択も確かにありますが、ただ単に収入額という数字を考えて結論を出すのではなく、子供が成長していくにつれて増えていく生活費、子供への影響、病気や事故など万が一の事態など、家族の将来を総合的に考えることが大切です。
母子家庭の収入の平均
平成27年の総世帯のうち全体の1.8%にあたる87万1千世帯は、実家に帰らず母親か父親のどちらかが子供を育てるシングル世帯。このうち母と子のみで暮らす母子家庭は79万3千世帯です。
母子家庭にった最新の調査である厚生労働省「平成23年度 全国母子世帯等調査報告結果」によると、平成22年の平均的な世帯年収は291万円。このうち、母親が働いて得る就労収入は181万円です。これでは他の子育て世帯の収入の半分にも及びません。
また、母親の最終学歴によっても母子家庭の平均世帯年収は変わってきます。
母子家庭の場合は貯蓄をする余裕がなく、預貯金の平均額も50万円未満が47.7%と一般的な子供のいる家庭と比べるとかなり低い傾向があります。
収入と支出が折り合えば生活としては問題がないと思うかもしれませんが、抱えている悩みは家計が45.8%、仕事が19.1%、しつけが19.0%、子供の教育や進学が56.1%と、旦那さんが安月給で離婚しても多くの人はお金の悩みが尽きないことがわかります。
旦那の安月給への対処法
家庭の収入は同じでも、満足できる場合とできない場合があります。安月給以上に妻をイライラさせるのは旦那さんの態度や、生活や子供の将来への不安が大きいです。
先輩ママ達が旦那さんの安月給に対してどんなイライラを感じ、どう乗り切っているのか、体験談をいくつかご紹介していきましょう。
旦那が安月給で喧嘩ばかりの生活を貯金法で解決!
うちの旦那は38歳、結婚が遅かったので、まだ子供は3歳と何かと手がかかります。
旦那の仕事は営業職ですが、やっぱり不況でお給料が上がらず、いまのところ月収が20万円いくかいかないかで、やっぱり生活は厳しいです。
しかも朝早くに出かけていって、夜は午後10時過ぎに帰宅なんてざらなので、安月給なのに激務です。私は節約と子供の世話にヘトヘトでつい旦那に八つ当たりしてしまってしまうし、潔癖症の旦那は家の中が片付いていないと不機嫌になるし、一時期は本当に離婚の危機が来ていました。生活に余裕がないって怖いですよね。そこで夫婦で考えたのが、不満を言わずにお金を貯めることができる、貯金法です。
旦那が遅く帰ってきて、家事も育児も手伝ってくれないときに私が不満を言わない代わりに、旦那が500円玉を貯金箱に入れます。
旦那が帰ってきた時に家の中が雑然としていても、旦那が文句を言わないかわりに私が500円玉を貯金するといったものです。
お互いに不満をぶつけあわなくなったぶん、穏やかに暮らせるようになりました。貯めている貯金は家族旅行に使う予定です。
とりあえず資格取ります!
結婚8年目で、5歳と3歳の子供がいます。旦那は昨年会社が倒産してしまって、今は正社員へ紹介予定で派遣社員をしていますが、収入はやっぱり厳しいです。早く正社員になれるといいのですが、なかなか難しいです。特に祝日や多い月やお盆、年末は働く日数が少ないので、生活費が足りなくて…。
でも旦那は私が働きに出ても大した収入にならないし、保育園の費用も掛かり過ぎると言って、私が働きに出ることを許してくれません。ですが将来的にこのままでは生活が成り立たないので、下の子が保育園の年少に入るのをめどに就職しようと、今は通信教育で経理の資格と医療事務の資格に挑戦中です。
やっぱり資格もない子育て中の女性は就職がしにくいので、少しでも良い条件で就職できるよう、子供が小さいうちに頑張ります!
離婚を決意する前に冷静になって!
旦那さんが安月給だと夫婦としての将来を悲観してしまいがちですが、そんな時にはもう一度、結婚するときの幸せな気持ちを思い出してみましょう。お金の問題は生活するうえで大切な問題ですが、生活の全てではありません。
夫の年収は年齢とともに増えていく可能性が十分にあり、末っ子の年齢が上がることで妻も仕事に出られるようになり、将来的には収入を安定させやすくなります。また、やりくりや節約によってお金の使い道を変えることもできますので、今の収入状態だけを見て離婚を考えずに冷静になりましょう
夫婦でいることや家族で生活をすることは、一人一人にかかる生活費をまとめて支出を減らせる効果があります。収入が厳しい時でも支え合い、笑ってお互いを慰めることができるのも夫婦でいることのメリット。
どんな人が相手でも夫婦で居続けるには我慢が必須。けれどその我慢は相手も同じで、前向きに苦楽を共にすることで徐々に夫婦の絆を深めていくことができます。ですから「旦那が安月給すぎて我慢ならない!」と思っても、一度冷静になって子供や自分の将来を考え、早まって離婚することで悔いのある人生にしないように地に足をつけて冷静に考えましょう。