ドケチ主婦のコツコツ節約術!家族とのチームワークで楽しもう
昔は「ケチ」といわれていた節約の工夫も、今は「ECO」「お得」といわれるようになりました。お金だけが対象ではなく、時間や労力なども節約の対象といえます。
この「無駄を省いて支出を抑える」作業は、さまざまな工夫や裏ワザが必要だったり、頭を使うことを要求される、とてもやりがいのあるタスク。
毎月の家計簿を見直して年間の貯金の金額を増やせるかどうかは、まさに主婦の節約の腕の見せドコロです。年間100万円貯める主婦もいるので家族で力を合わせて挑戦してみましょう。
4コマ漫画:節約弁当、節約できるのはお金だけじゃない!
家族で楽しくお金を貯める賢い主婦の14の節約アイデア
最近は「節約」をウリにした商品もさまざま開発されています。付け替えるだけで電気消費量を抑える、LED照明などの節電家電はその代表格。
こういった節電商品は確かに節約効果がありますが、それだけに頼っているだけでは節約の楽しさは味わえません。
節約の醍醐味は、自分で小さな努力を実践してお金をためること。
そのためには、家族と一緒に協力して取り組むことが必須。賢い主婦の節約術には、パートナーや子供達にも楽しく協力してもらう工夫も入っているのです。
節約した金額を貯金箱にチャリン!一年間で貯金箱を小銭で一杯にすることで、家族で楽しく節約しましょう。
1早朝割引で電気代を節約☆
洗濯機や乾燥機、食器乾燥機など、まとまった時間動き続けるような家電製品は、早朝に使うと電気代をかなり節約できます。
時期や地域によって違いはありますが、午前5時半を過ぎてカーテンを開ければ、家事をする分には支障がないくらいの明るさになります。
深夜・早朝割引契約を使えば、電気料金がお得です。
野菜の下ごしらえや炊飯などの調理もしてしまえば光熱費も節約できますし、一日の家事の手間が省略できます。
早寝するためには、夕方から徐々に照明の光を落としていくのがおススメ!
体内時計も整いやすく、熟睡ができるという健康効果も得られます。
家族全員で早寝・早起きをするようにして、賢い主婦技で節約した分の光熱費10円貯金箱に入れていきましょう。
2煮込み料理に新聞・バスタオル・毛布
主婦の節約術は煮込み料理でも発揮できます!煮込み料理を作るときには、火からおろした鍋を新聞紙、バスタオル、毛布の順に包み、子どもの触らない場所に置いておきましょう。
量にもよりますが30分程で柔らかく煮え、おでんや豚汁も美味しくなります。
最近は優秀な保温調理器も発売されていますが、そんな高価な物を持っていなくても大丈夫!
余熱を利用した煮込み料理の節約技で、調理にかかる光熱費を節約したら10円を貯金箱に入れていきましょう。
3野菜を使い切る
キッチンは主婦の節約技を発揮できるステージ!お金をかけて購入する野菜は、余すことなく使い切りましょう。
大根などの根菜類は、皮の部分に栄養が多いもの。キレイに洗って丸ごと調理をすれば、その分調理の手間もスピードアップ!工夫をして余すことなく食べきって、食費を節約しましょう。
野菜のくずを掃除にも活用すれば、さらに節約効果がアップします。
野菜を調理する時の節約技で一つの野菜をキレイに使い切ったら、その分のお金5円を貯金箱に入れていきましょう。
野菜を全て使い尽くす節約技
- 大根人参の皮やブロッコリーの芯は、きんぴらや漬物に
- 玉ねぎの皮を煮だした液を味噌汁に使って、血液サラサラに
- ジャガイモの皮で掃除して、シンクがピカピカに
- 湿ったお茶柄は玄関に撒いて箒で掃けば、埃を吸着して床がキレイに
- みかんの皮は細かくちぎって干せば、お肌すべすべの入浴剤に
4お風呂は入れたらすぐ入る
光熱費を無駄にしないお風呂の入り方は、できるだけまとまって入浴することです。
お湯が冷めないように、間を開けずに入浴できるように、家族の帰宅時間や食事時間によってお風呂をわかす時間を調節してみましょう。
シャワーのみの入浴よりも浴槽に水を張った入浴の方が、はるかに水を使わないで済みますし、残ったお湯も活用すれば水道・光熱費を確実に節約することができます。
さらにお風呂の残り湯は冷めないうちに雑巾がけの水に利用すると、暖かくて掃除がはかどります。
追い炊きせずに、シャワー控えめの入浴ができたら、節約分10円を貯金箱に入れましょう。
5ヒドイ汚れは洗濯板で洗う
子供の靴下などのヒドイ汚れは、昔ながらの洗濯板と洗濯石鹸で洗ってから洗濯機の短時間コースで洗いましょう。
汚れもスッキリ落ちて、電気代も節約できます。
手洗いでヒドイ汚れをキレイに落としたら、その分のお金5円を貯金箱に入れていきましょう。
6新聞紙で窓掃除
新聞紙も、お金を出して購入しているもの。読み終わったからといってそのまま捨ててしまうのはもったいない!
一枚の新聞紙を折りたたんだら水で濡らして、窓の汚れを落としましょう。
乾いた新聞紙をクシャクシャと丸めたもので乾拭きすれば、インクの効果で窓がピカピカに!新聞紙2枚で窓1枚がキレイになります。
窓掃除に使う掃除道具として最後まで使い切って、窓ガラスの洗剤代を節約したら、その分のお金5円を貯金箱に入れていきましょう。
7チラシで作った箱をキッチンで利用
チラシは水に比較的強いので、日頃からチラシの箱折りをつくってストックしておきましょう。ちょっと厚めのチラシを使ったり、チラシを2枚重ねて作るのがボイントです。子どもと一緒に作るのも楽しいです。
ちょっとしたキッチンのゴミ箱として利用すれば、三角コーナーの袋代を節約できます。
袋代を節約したら、その分のお金5円を貯金箱に入れていきましょう。
8牛乳パックを皿汚れを取るヘラにする
使い終わった紙パックを10㎝角に切り、使い終わった食器の油や食べ残しを取り除くヘラとして使いましょう。汚れたら捨てていくだけなので、遠慮なく使えます。
紙パックは紙を圧縮してコーティングして作った丈夫な容器。キッチンでお皿の汚れ取りにもってこいのお掃除アイテムとして、とことん使いつくしましょう。
紙パックで作ったヘラでお皿の油汚れをキレイにして、食器用洗剤代を節約したら、その分のお金5円を貯金箱に入れていきましょう。
9へちまで化粧水/バススポンジを作る
ベランダ菜園でへちまを育ててみませんか?化粧水やお風呂用のバススポンジができ、グリーンカーテンにもなるので、夏の冷房代も抑えられていいところだらけです。
化粧水の作り方はカンタン!へちまの実がみのる頃に、茎を根元から30センチ程上のところで切り、空のペットボトルなどに差し込んで一昼夜待つだけ。翌朝には一本のへちまで1.8ℓ程のへちま水がとれるそうです。
バススポンジは、へちまの実は適当な大きさに切り種をとってから、茹でて皮を剥き、日陰で乾燥させればでき上がり。
へちま水は昔から利用されてきた天然の化粧水で、サポニンやペクチンなどの栄養をたっぷり含んでいます。へちま水もスポンジもたっぷりとれるので、家族そろってタップリ使えます。
へちま水を作って化粧品代を節約したら、化粧品を買ったつもりで500円を貯金箱に入れましょう。
10古着を赤ちゃんのおしりふきにする
着古した洋服を再利用して小さな布を作り、濡らして使い捨てのおしりふきとして代用すれば、かなりの節約ができます。
おしりふきとして使うのであればTシャツや肌着がベスト。10㎝角に切ってストックし、使用直前に40度程度のぬるま湯で濡らして使用しましょう。
赤ちゃんの時期を卒業したら、ちょっとした汚れを落とすキッチンの掃除などにも活用するのが主婦の節約技です。厚手の生地やタオルなどは、掃除に使用しましょう。汚れたらそのまま捨ててしまえるので、掃除も簡単に済みます。
着古した洋服をばらしてリサイクルに活用して、育児にかかるお金を節約したら、その分のお金として洋服一枚につき50円を貯金箱に入れていきましょう。
11本や雑誌は図書館で読む
時代に乗り遅れないため、最新の節約アイデアを学ぶため、子供の読み聞かせのため…本や雑誌は生活に欠かせない!という人は、ぜひ近くの図書館を利用して書籍代と冷暖房代の節約をしましょう。
大抵の図書館では毎月話題の新書を購入していますし、大手情報雑誌も毎月最新のものを購入しています。
節約のポイントは本を借りて自宅で読むのではなく、図書館で過ごすこと。
特に冷暖房の必要な夏場や冬場は、日中自宅にいないことにより、光熱費は大幅に減らせます。外出することでリフレッシュ効果もあり、快適な時間を過ごすことができます。子供向けの読み聞かせや映画上映などもあるので、子供にとっても楽しい学びの場になります。
図書館を利用して本代と冷暖房の光熱費を節約したら、買ったつもりで本代+その分の光熱費20円を貯金箱に入れていきましょう。
12レジャーは見学無料の工場見学ツアー
子育て中の主婦にとって、レジャー費の出費は頭の痛いところです。「家族で楽しくお出かけしたいし、たまにはいいか!」とつい散財してしまう人も少なくないでしょう。実はレジャーを家族で思い切り楽しるのに、節約できる方法があるんです。
それがお菓子や調味料などの工業見学ツアー。製造体験などの有料オプションもありますが、基本的に見学は無料のところが多いです。
さらに子供が楽しく製造過程を学べ、試食サービスやサンプルプレゼントなども充実していますので、間違いなくお得なレジャーです。
13交通費はネットで事前予約
家族での帰省や出張で新幹線や高速バスを利用する時には、インターネットで予約をするのがお得です。
予定が決まっているのなら、パソコンやスマホを使って事前予約
さらに窓口に行く必要がないので、窓口までの交通費や窓口で並ぶ時間も節約できます。
14荷物の宅配は郵便局を賢く使う
夫の単身赴任や遠方の両親へのプレゼントなど荷物の宅配ってけっこう送料がかかりますが、郵便局をよくするご家庭では割引サービスを利用することで、安く荷物を送ることができます。
チリも積もれば山となりますので、ポイントを押さえて賢く節約できたら、節約した分のお金をさっさと手の出せない貯金箱に入れてしまうのも、ドケチ主婦ならではの節約術です。
賢く利用したい郵便局の割引サービス
- ゆうパックの持込割引
荷物を郵便局の窓口に直接持ち込むと、送料を100円割り引いてくれるお得な割引サービスです。 - ゆうパックの同一あて先割引
一年以内に同じ相手に荷物を出す場合、前回の伝票を提示するだけで送料を50円も割り引いてくれます。 - ゆうパックの複数口割引
同じあて先に2個以上の荷物を送ると、1個につき送料50円割引きになります。 - ゆうメール
ゆうパックでは小さすぎでもったいない冊子やカタログなどは、3kgまでだったらゆうメールがお得です。 - 定形外郵便
定型封筒に入らないものでも、重さによっては手紙と同じくらいのお値段で物が送れます。
「もったいない」を家族の合言葉にしましょう
賢い主婦と仲良し家族の貯金節約術はごくシンプル!小さな工夫で節約ができたら、節約できた分のお金を貯金箱に入れていくだけ。
この方法でしたら、結果が「貯金」という形でたまっていきますので、誰でも飽きずに節約に取り組めます。
貯金に換算する工夫も、小さな子供でも簡単に実践できるものばかりなので、自分なりの節約術を編み出して、もっともっと楽しくお金をためていきましょう。
「もったいない」という言葉は、日本に昔からある仏教用語「物体が無い」というが由来。物の本来あるべき姿がなくなる事を惜しみ嘆く気持ちを表す言葉です。今、この言葉は失われていく資源を大切にするために世界中から注目を浴びています。
こういった良い言葉は、ぜひ子供達にも伝えて覚えていってもらいたいもの。この「もったいない」を合言葉に、家族みんなで節約に取り組んでください。
家族で取り組む節約術のメリット
- 家族全員が節約を意識できる。
- たまっていくお金を目でみることで、モチベーションを維持しやすい。
- アイデアを出し合い工夫することで、楽しみながら取り組める。
- たまったお金でレジャーや外食などのご褒美の余裕がでる。