愛着形成につながる接し方に関する記事

愛着形成の方法は?見逃してはいけない赤ちゃんの愛着行動

愛着形成の方法は?見逃してはいけない赤ちゃんの愛着行動

愛着形成が不十分な赤ちゃんは、大人になってから生きにくさを感じる愛着障害を発症しやすくなることから、ママは小さいうちから赤ちゃんとの間に愛着を形成することが重要なのです。どうすれば上手に愛着を形成することができるのか?その方法を紹介します。

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愛着形成はいつから?赤ちゃんの愛着行動への上手な接し方

愛着という言葉は、「愛着のある服」や「家に愛着がわく」というように、慣れ親しんだものに特別な思いが生まれる時の表現として、一般的に浸透しています。

一方、心理学でも同じような意味で、赤ちゃんと養育者との間に生まれる心の絆のことを「愛着(アタッチメント)」といいます。

赤ちゃんの愛着形成は、発育の上で大変重要なプロセスのため、日頃からママは赤ちゃんとの愛着を深める必要があると言えるでしょう。

そこで今回は愛着について、赤ちゃんの愛着行動や愛着が形成される時期、愛着の形成につながる接し方について詳しく解説していきます。

愛着(アタッチメント)とは?

ママにキスする赤ちゃん

愛着とは、赤ちゃんとママなどの養育者との間に生まれる心のつながりのことで、ママから赤ちゃんへの愛着は、妊娠中から形成されはじめ、出産後のお世話やスキンシップなどによってより深まっていくのです。

それに対して赤ちゃんの場合、自分を受け入れて守ってくれる人に対して、本能的に愛着が深まっていきます。そして、たいていの場合は、ママが赤ちゃんにとってもっとも強い愛着が形成される存在になっています。

子供は、愛着という心のつながりを持つことによって、自分自身の存在を肯定し、自分は価値のある存在だと実感することにつながります。

また、幼児期にしっかりと愛着が形成された子供は、ママ以外の人とも安定した人間関係を築いていけるのに対して、愛着の形成が不完全だった子は、他者との間に愛着を形成できない傾向にあることから、愛着は人間関係を築く上でも大きく影響を与えるのです。

さらに、幼児期に養育者と十分に愛着を深めることができなければ、愛着障害と呼ばれる障害が引き起こされる恐れがあります。

赤ちゃんがママに対して行う代表的な愛着行動

自分では何もできない赤ちゃんには、他者に自分を守ってもらうための本能として、生まれつき愛着を深める能力が備わっています。せっかくの、赤ちゃんの愛着行動を見さないためにも、知っておきたいですよね。

赤ちゃんが愛着を深めるためにママなどに対して行う行動には、次のようなものがあります。

1発信行動

はいはいする赤ちゃん

発信行動とは、自分のお世話をしてもらうためや欲求を満たすために、ママの注意を引く行動のことをいいます。

ママに自分のところまで来てもらうために泣き声を上げる、ママの関心を引くために微笑む「生理的微笑」、喃語などによって声を出すことなどが発信行動にあたります。

2定位行動

定位行動とは、安心感を得るためにママがどこにいるのか確認する行動のことをいいます。

「ママを目で追う」「ママの声がする方を向く」などして、赤ちゃんはママがいる位置をしっかり確認しているのです。発信行動と違って、定位行動はママには気づきにくい行動ですが、赤ちゃんはいつもママのことを見ています。

3接近行動

接近行動とは、不安を感じた時などに、自分からママの方に近づこうとする行動のことをいいます。

「ママにしがみつく」「ママに向かってハイハイする」「後追いをする」などの行動は、できるだけママのそばにいるために、赤ちゃんが自ら起こしている愛着行動なのです。

赤ちゃんとの愛着形成につながる4つの方法

赤ちゃんの愛着の安定は、赤ちゃんが成長していく上で人間関係の構築などに大きな影響を与えることから、ママは、赤ちゃんが示す愛着行動にきちんと答えてあげることによって、赤ちゃんとの間に愛着を深めることが大切です。

赤ちゃんの愛着を深める方法には、次のような4つの方法があります。

1声かけ

泣いている赤ちゃんを抱っこするママ

ぐずって泣いている時は、とりあえず「どうしたの?」「ちょっと待ってね」など声をかけるようにしましょう。

赤ちゃんへの声かけの仕方が分からないというママは、赤ちゃんが「あー」とか「うー」などの喃語を話している時にオウム返しで返したり、「上手にできたね」など褒めてあげたりするだけでいいのですよ。

2笑い返し

赤ちゃんが微笑んだら、赤ちゃんに分かるように笑い返してあげるようにしましょう。

赤ちゃんは、生後3ヶ月を過ぎると視力も発達してくるので、ママの笑顔を真似することで、生理的微笑から「あやし笑い」と呼ばれる社会的微笑ができるようになります。

3アイコンタクト

赤ちゃんはつねにママの姿を目で追っていることから、しっかりと見つめ合いアイコンタクトで答えてあげるといいですね。

ママの姿が見えなくなって不安に感じているような場合は、「ここにいるよ!」と声をかけてあげると、赤ちゃんも安心します。感情を表現するのが苦手なママでも、アイコンタクトならできるのではないでしょうか。

4スキンシップ

笑顔の親子

赤ちゃんが「ママにくっ付きたい」「抱っこしてほしい」という愛着行動を見せた場合は、ぎゅっと抱きしめてあげるといいでしょう。

家事や上の子の世話などで忙しく、一日中赤ちゃんにべったりというわけにもいかないでしょうが、短時間でもいいので、ママとスキンシップをとることで、赤ちゃんの不安やストレスを取り除くことができます。

子供の愛着システムの4つのタイプ

子供の愛着行動は、不安やストレスを感じた際に「愛着システム」が発動されることによって起こります。

子供は個々に独自の愛着システムを持っており、愛着行動に対するママの「受け入れる」「拒絶する」「無視する」などの行動に応じて、徐々にシステムを身につけていきます。

子供が持つ愛着システムには、次のような4タイプがあります。

1安定型

赤ちゃんにキスするお母さん

愛着システムが安定して作動しているタイプで、ママから引き離された時は不安になって泣いたり、ママの姿を探したりします。

ママが戻ってくると、素直に喜んでママに抱きつく、そばに近づこうとするなどの愛着行動が見られ、子供の6割はこのタイプだと言われています。

2回避型

回避型とは、ストレスや不安を感じても、ママに対して愛着行動を起こさないタイプです。

ママから引き離されそうになっても、泣く・しがみつくなど行動がなく、基本的に無反応です。親の世話が不足していた子供や、放任されていた子供に多く見られます。

3抵抗/両価型

抵抗/両価型は、親に対して安心感を持てないことで、過剰な愛着行動が引き起こされているタイプです。

「両価」とは相反する感情を持つという意味で、ママから引き離されると不安になって激しく泣くのに、ママが戻ってくると、抱かれるのを嫌がるなどの拒否反応を見せることがあります。

親が神経質で過干渉な場合や、構い過ぎる時と無関心で放置している時の差が大きい場合など、子供に対しての愛着行動に一貫性がない場合に多く見られます。

4混乱型

混乱型は、回避型と抵抗型の混合タイプです。

ママから引き離された際に激しく混乱して、ママが戻った際に無反応になったり、激しく怒って叩くなどの拒絶反応を見せることがあります。

親から虐待を受けているなど、親の子供への関わり方に問題がある場合に多く見られています。

赤ちゃんの愛着が形成されるのはいつから?

ママを探す赤ちゃん

赤ちゃんは生後半年くらいになると、ママなどの養育者のことを認識するようになります。そして、1歳半くらいには、養育者との間に愛着を深めることができるようになり、2歳くらいで愛着システムがほぼ出来あがるといわれています。

そのため、赤ちゃんがしっかり愛着を形成できるようになるには、養育者を認識してから愛着を深めるまでの、生後半年から1歳半の間のママの愛着行動が重要だといえます。

ポイントは愛着行動を意識し過ぎないこと

赤ちゃんの愛着形成を意識するあまり、「赤ちゃんに常に答えてあげなければいけない」と思いつめると、ママにとってストレスになってしまいます。

赤ちゃんに対する愛着行動は、「授乳の際に抱っこする」「赤ちゃんの顔を見る」など、日常のお世話の中で当たり前のように行っていることから、ママは無理に愛着を形成しようとする必要はありません。

赤ちゃんに愛情を持って接していれば愛着は形成されていくので、自然体で赤ちゃんと向き合っていくことが大切です。

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この記事を書いたライター
れんプー

れんプー

趣味は野球観戦!カープ女子がライバルのアラフォー腐女子です。