三人目も男の子でショックな本当の理由~前向きな受け止め方
お腹に宿る子供の性別ばかりは親の意志で決めることはできませんが、「せっかくなら男の子も女の子も育ててみたい」と思うのは自然な感情です。ところが「三人目も男の子」だと分かった瞬間、想定外の事態に未来への不安がよぎり、目の前が真っ暗になってしまうママも少なくありません。
「授かった命なのに、素直に喜べないなんて自分は母親失格なのでは…」と自分を責める必要はありません。三人目も男の子だと知った瞬間のママ達の率直な気持ちとは?こちらでは、ショックを受けてしまう理由を紐解きながら、三人目の男の子を前向きに受け入れるためのポイントについてご紹介していきます。
三人目も男の子だったママ達のリアルな気持ち
一人目が男の子で大喜びしたのに二人目が男の子だと、「三人目は絶対女の子がいい」と産み分けに関する本を読んだり、妊娠前から未来の娘の名前を考えたり、可愛い女の子のベビー服を見つめたり…と、女の子への憧れを募らせてしまうママも少なくありません。
それなのに三人目も男の子と知った瞬間、ママ達はどのような気持ちになるのでしょう?先輩ママたちの体験談と共に、複雑な心境を覗いてみましょう。
1がっかり
これまで異性である男の子の子育てに奮闘してきた男の子二人のママ。既に男の子の子育て経験が豊富で慣れているので、次も男の子の方がお下がりも使えて楽な気がしますが、実際は「三人目も男の子!?どうして?」とガッカリする人が多いのが現実です。
特に「姉妹」への強い憧れなど、事情があって女の子を産むことを切望していた場合や、どうしても女の子が欲しくて三人目の妊娠に踏み切ったパパやママにとっては、期待が大きかった分だけ落胆も切ないものになるでしょう。
どうしても女の子が欲しかった
今、小学3年生を頭に6歳、2歳の3人の男の子を持つママです。私は二人姉妹で育ち、姉とは今でも本当に仲が良いので、私も女の子のママになりたいなとずっと思っていました。それなのに生まれる子供は3人も男の子。
私は年齢が高いし経済的にも厳しいので3人目はあきらめていたのですが、主人から「もう一人頑張ってみようよ」といわれて、3人目を産む決心をしました。だから3人目も男の子だと知ったときは本当にがっかり。落胆してしまって、画像診断をしてくれた助産師さんがロビーまで付き添って慰めてくれました。
主人も「生まれるまでは希望はあるよ」と言ってくれましたが、やっぱり生まれたのは男の子で、健康な赤ちゃんだったのは嬉しかったのですが、モヤモヤしたものは消えませんでしたね。もっとも子育てが始まってしまったら忙しくて、そんなガッカリは吹き飛んでしまいましたが…(笑)
【気持ちの整理のヒント】
自分自身が姉妹で楽しく育った経験があると、「娘にも同じ経験を」と望むのは当然です。ガッカリした自分を責めず、「女の子を育ててみたかった」という悲しむ気持ちを一度しっかり吐き出すことで、少しずつ前を向くことができますよ。
2笑っちゃった
特に子供の性別に強いこだわりはなくても、「男、男」とつづいて三人目まで男の子だとわかるとやっぱり驚いて、思わず笑ってしまったというママもいます。こういったママは男ばかり3人の子供の育児にも表向きは明るく前向きですが、心の中では「体力は持つだろうか」「食費はどうなるんだろう」と動揺していることも多いので、周りのさりげない配慮が必要です。
三人目どころか四人目まで男の子
私が三人目の赤ちゃんを妊娠しているときに、長男が通っていた児童館で同じような二人兄弟のママと仲良くなりました。彼女とはよく「三人目は女の子が欲しいよね」と話をしていたのですが、幸運なことにまず私の三人目の妊娠が分かり、その二ヶ月後に彼女も三人目を授かりました。
その後私の方は赤ちゃんの性別が女の子だとわかり彼女も喜んでくれたのですが、ある日突然児童館の帰りに彼女が飛んできて「聞いて、聞いて。お腹の赤ちゃんね、男の子だったの。しかも男の子の双子だよ!」と言うではありませんか。
彼女も本当に女の子を欲しがっていたので、たぶんショックだったと思うのですが「三人どころじゃなく、男の子四人だよ。もう笑っちゃうしかないよね!」と、少し涙ぐんではいながらもニコニコしていて、素敵なママだなと感心しました。
自分が三人目が男の子だったら、彼女のように前向きに受け入れることができたかどうか。きっとしばらくの間はスネていただろうと思います。今でも彼女とはお付き合いがありますが、「もう大変」といいながらも頑張って4人兄弟を育てていて、いつも「見習わなくちゃ」と思っています。
【気持ちの整理のヒント】
「笑っちゃうしかない」と口に出して明るく振る舞うことは、自分の感情をコントロールするための立派な防衛反応です。同じような境遇のママ友同士で「大変だよね」と笑い合える関係があると、心の負担は大きく減ります。
3困った
三人目が男の子だと知ったママのなかには、「どうしよう、困った」とショックを受ける人もいます。こういったママの多くは、両親や義両親などの周りから女の子を産むことを切望されているケースが多く、自分としては三人目が男の子であることを受け入れようとしているのに、周りとの関係や心ない言葉を気にして前向きになれない傾向があります。
また男の子でがっかりさせてしまいました
夫の実家が温泉宿をやっていて、結婚当初から「若女将を産んでね」といわれていました。
ところが私たち夫婦の間には男の子が二人続いて「ぜひ三人目を」といわれ、私も主人も子供は好きなので、「じゃあ三人目を」という話になったのですが、こればっかりは神様次第ですよね。三人目が男の子だとわかったときには、「お義父とお義母さんに、なんて報告しよう」と困ってしまいました。
夫は「いまどき女将なんて、古臭い」と言ってくれるのでいいのですが、三人目の赤ちゃんが生まれた後もやっぱり義両親がガッカリしていて、三人目の息子を見るたびに「この子が女の子だったらよかったのに」と思ってしまいます。
【気持ちの整理のヒント】
周囲の期待に応えられなかったと自分を責める必要は全くありません。「次は女の子ね」といった周囲のプレッシャーには、パパから「性別に関係なく、元気な我が子が一番大切だ」とキッパリ伝えてもらい、夫婦で連携して盾になりましょう。
三人目も男の子のママが女の子を望む理由
三人目も男の子だとショックを受けるということは、それだけママが「女の子」を産むことに強い希望や理想を抱いていたということです。その理由には次のようなものが挙げられます。
- 女の子はおとなしくて手がかかりにくい、というイメージがある
- フリルのついた可愛い服を着せたり、髪を結んだりする楽しみがある
- 同性として、大きくなってからもカフェや買い物に行ける友達のような母娘になりたい
- 一緒に料理をしたり、家事や下の子の子育てを手伝ってもらえそう
子供の性別に寄せる期待は人それぞれです。「赤ちゃんが生まれたら、こんな可愛いお洋服を着せて、あんなことをしてあげよう」と思いを巡らすのは、子供に対する愛情を深めるための大切なプロセスです。「女の子を夢見ていた気持ち」自体を否定する必要はありません。
三兄弟のママの本音
女の子のママにはわからないでしょうが、家の中に男の子が2人いるのは、手間が2倍ではなく4倍なんです。男の子が3人いれば騒がしさもママの忙しさも9倍なんですよ。うちの三兄弟が休日に家にいると、竜巻が3つ家の中で暴れている感じなんです。
でも、男ばかりの兄弟は賑やかで淋しさを感じる暇がないのが良いところです。おかげで旦那が単身赴任をしている間も、私を笑わせて淋しさを吹き飛ばしてくれました。
【気持ちの整理のヒント】
「手間が9倍、竜巻が3つ」という表現に大きく頷く男の子ママも多いはず。騒がしくて目が回る毎日ですが、その底抜けの明るさと単純さに救われる場面もたくさんありますね。
男の子が欲しい!女の子のママの気持ち
三人目も男の子でショックを受けるママがいる一方で、女の子だけを育てているママは「男の子が羨ましい!」と、次のような理由で男の子を強く欲しがっていることもあります。
- 力が強くて頼もしい、ママを守ってくれる小さなナイト(騎士)になってほしい
- パパと一緒にキャッチボールなど、思い切りアクティブなスポーツに付き合ってくれそう
- カッコよく育ったら、デート気分で連れまわして自慢したい
- 女の子特有の複雑な人間関係や口ごたえがなく、性格が単純で素直そう
中には「男の子だったら、戦隊ヒーローショーに堂々と一緒に熱狂できるのに!」なんて歯ぎしりしている女の子ママもいます。男の子だけの子育ては体力的に大変ではありますが、男の子ならではのメリットや胸キュンポイントもたくさんあります。三人目が男の子でショックなママは、こうした「女の子ママから見た羨ましい面」にも目を向けてみましょう。
三人目も男の子で大丈夫!
今はもう子供たちが大きくなってしまいましたが、私も男の子3人のママです。
男の子は本当に元気で長男、次男の子育てはめまぐるしいほど忙しく「女の子はおっとりとしていて、可愛いよ」なんて話をママ友から聞いて、私も三人目こそ女の子をと思って妊娠しました。
もちろん三人目も男の子という可能性もあって、それを指摘されて落ち込んでしまうこともあったのですが、三人目を妊娠していた当時の上司が「うちも希望は叶わず男の子3人で、初めのうちは妻も私もガッカリしたよ。でもうちの職場は転勤が多くて子供達は友達作りが難しかったらしいけど、男3兄弟で遊べたから子供時代は楽しかったといってくれている。三人目も男の子でも、いつかは男の子3人で良かったって思えるからね。嫌なことばかりじゃないからね。」と励ましてくれました。
結果は三人目も男の子だったのですが、この上司の言葉を信じて子育てをがんばれました。男の子は大きくなると一見ぶっきらぼうにも見えますが、困ったときには駆けつけてくれてとても優しいです。うちの場合は3人もいるので、頼りにしています。
【気持ちの整理のヒント】
「いつかは男の子3人で良かったと思える」という先輩の言葉は心強いですね。同性ならではの絆が生まれ、兄弟だけで遊びが完結しやすいのは、三兄弟の大きなメリットです。
男の子でショックなのは固定観念のせい?
人は無意識のうちに「固定観念」によって苦しめられることがありますが、その固定観念は生まれた時から持っているものではなく、時代・国・環境・周囲の意見などによって出来上がり、やがて心の中に凝り固まってしまうものです。もし違う固定観念を持っていたら、あなたは三人目も男の子でもがっかりしなかったでしょう。
例えば江戸時代に生まれ、武家や大奥に輿入れした女性だったとしたら、「跡継ぎ」となる三人目も男の子を授かってどんなに幸せだと感じたことでしょう。
また、あなたが「女性であること」で理不尽に諦めざるを得なかった夢がある女性だとしたら、三人目も男子を授かった時にどう感じたでしょう。「この子は性別で夢を諦めずに済む」と安心したり、喜びが湧き上がってきたりしたのではないでしょうか?
実際に女の子を子育てすると女の子だからこその難しさ(友人関係の悩みや反抗期の口達者さなど)があり、男の子だからこその良さ(いつまでも母親にストレートに甘えてくるなど)もあります。
男の子を3人生んだからこそ、将来できるお嫁さんを心から可愛く感じ、一緒に楽しく過ごしている母親もいます。「女の子がいなければ老後が寂しい」と思い込んでいる人もいますが、母娘の関係が必ずしも上手くいくとは限らず、孤独な老後を過ごしている母親もいるのが現実です。あなたを苦しめている「女の子ならこうなるはず」という固定観念を、一度冷静に見つめ直してみましょう。
パパやママに多い男の子への固定観念
パパやママが三人目も男の子であることを受け入れづらい背景には、実際に上の子供を育てて骨身に染みている「男の子の子育ての物理的な大変さ」があります。確かに男の子の子育てでは次のような不安を感じることは多いです。
- とにかく元気で乱暴、家を壊されそうで体力勝負が大変
- 精神的な成長がゆっくりで、忘れ物が多く面倒を見るのが大変
- 食費が跳ね上がり、将来の学費など金銭面が大変
ママにとっては異性なので「なぜそんな馬鹿なことをするの?」と行動が理解できないといった不満や疲れもあるでしょう。
ですが、実際に何人も男の子を育てたり、男の子も女の子も育てたりした経験があるパパやママ達からは次のような感想も多く聞かれます。
- 男の子は予想がつかない発想を持っていて、毎日がおもしろい
- いつまでもママが一番!で、甘えん坊でストレートに可愛い
- 母親に対して愛情が深く、荷物を持ってくれるなど小さな彼氏のように優しい
「男の子の育児はひたすら大変」という固定観念に縛られず、こういった男の子ならではのピュアで愛おしい面にも目を向けてみましょう。
周りの人の固定観念と心ない言葉への対処法
一昔前の日本では男の子が家の跡継ぎとなった反動か、今は「一姫二太郎が良い」「女の子がいないと将来可哀想」といった新しい固定観念を押し付けてくる人もいます。そのため、親戚や近所の人から「次は女の子だといいね」「男三人なんて可哀想に」といった余計なプレッシャーや同情をかけられ、傷つくママも多いでしょう。
周りから「男の子は大変よ」なんて言われ続けてしまえば、ママ達が男の子の子育てにネガティブな固定観念を持ったり、消極的になってしまったりしても仕方がありません。
振り回されない強いママになろう!
周りの言葉に傷ついたときは、「三兄弟、すごく頼もしくて毎日楽しいですよ!」「私、小さなナイトたちに守られて幸せなんです」と、笑顔で堂々と明るく返すのが一番の防御策です。育児はあくまでも親と子が主体です!他人の勝手な価値観に惑わされずに、自分自身が目の前の子育てを楽しむことを堂々とアピールしていきましょう。
三人以上の子供を持つ多子家庭の親の不安
内閣府が行った「少子化社会対策に関する意識調査」などのデータを見ると、3人以上の子供を持つことに不安を感じている家庭は半数以上存在します。
こうした不安を取り除くために国に求める支援を見ていくと、減税、教育費軽減、保育料軽減など、経済負担を軽減するための支援の割合が高くなっています。「男の子はよく食べるしお金がかかる」というイメージも相まって、三人目も男の子で経済的な不安をより強く感じるママの気持ちは、データからも裏付けられています。不安に思うのはあなただけではなく、ごく当たり前の感情なのです。
三人目も男の子の子育てを全力で楽しむ方法6つ
三人目も男の子であることを知ってショックを受けても、「喜べないなんてダメな親だ」と自分を責める必要はありません。ママと子供の愛情や絆は、性別に関係なく、子供がこの世に生まれ出てママが日々のお世話を重ねることで、少しずつ、でも確実に強くなっていくものです。
三人目も男の子であることで子育ては体力勝負かもしれませんが、子供からもらえる笑顔や感動は3倍、いえそれ以上です。前向きに三人の男の子の育児を楽しむための6つのコツをご紹介します。
1完璧を目指さない(やらないリストを作る)
男の子は元気が良すぎます。3人もいれば汚す・騒ぐ・散らかすなんてことは日常茶飯事。家の中がいつまでたっても片付かなかったり、キレイにする度に泥だらけの洗濯物が出てしまったりと何かと思うようにいきませんが、キリキリして「丁寧な暮らし」や完璧を目指すことはやめましょう。
「男の子だから、ヤンチャで仕方がない」「死ななければOK」と割り切り、ママの目標をぐっと下げて心の負担を減らしましょう。少々部屋が散らかっていても、三人の男の子がワイルドにパワフルに生き抜く力を身につけてくれれば大成功です。
2予定を先取りする
男の子が三人いると、それぞれが予測不能な動きをしてママはその対応で手いっぱい。時間を気にしている余裕をなくしがちになります。いつもバタバタと怒ってばかりにならないよう、お出かけの前は前夜のうちに荷物を全て玄関に置いておくなど、計画的に準備を整えることを習慣にしましょう。「早くしなさい!」と怒る回数が減るだけで、ママのストレスは激減します。
3子供に手伝いをさせる(小さな戦力にする)
男の子の育児では、ママが「仕方ないわね」とつい世話を焼き過ぎてしまう傾向がありますが、子供はそれを当たり前と思ってどんどん依存してしまいます。将来3人の男の子の面倒をママ一人で見ていたら身が持ちません。小さいうちから「男手」として積極的に家のこと(荷物持ちやゴミ捨てなど)をお手伝いさせ、「さすが男の子!力持ちで助かるわ」と大げさに感謝の気持ちを伝えましょう。自己有用感(誰かの役に立っているという感覚)が高まり、頼もしい戦力に育ちます。
4兄弟の関係を大切にする(干渉しすぎない)
男兄弟の最大の魅力は、いざという時に男同士で一致団結して協力できるという点です。小さいうちは激しい取っ組み合いの兄弟喧嘩も多いのですが、ママが必要以上に干渉してジャッジしてしまうと、兄弟の関係構築を邪魔してしまいます。危険がない限り、できるだけ放っておきましょう。
自力で折り合いをつけ、関係を修復することを学ばせることで、兄弟の絆が強くなります。社会に出たあとの他人とのコミュニケーション能力も磨かれるので、最高の人間関係の訓練の場になります。
5兄弟を絶対に比較しない
同性の兄弟はどうしても成績や運動神経を比べてしまいがちですが、子供の前で兄弟の比較は絶対にやめましょう。男の子はプライドや競争心が強いので、親から比べられると深く心が傷つき、兄弟間に強い敵対心を持たせてしまいます。「お兄ちゃんはできたのに」は禁句です。一人一人持ち味や得意なことは違います。それぞれの個性を尊重して、その子自身の過去と今の成長を比べて褒めることを心掛けましょう。
6教育資金は計画的に早めに準備する
三人とも男の子ということで、食費だけでなく将来的に大学進学などを考えていくのであれば、子供が小さなうちから計画的に教育資金を貯めておかないと経済的負担が大きくなります。特に子供の年齢が近いと、一気に大きなお金が必要になってきます。学資保険や児童手当の貯金は早めに仕組み化し、「お金がないから諦めさせる」という事態を防いで、ママの心の不安を減らしておきましょう。







