別居婚の定義と解決策に関する記事

『別居婚のメリットとデメリット!別居婚を継続するコツ』

現在増えてきている別居婚!別居との相違点と定義を解説!難しい別居婚を継続するための秘訣!

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別居婚のメリットとデメリットを徹底解説

近年晩婚化や女性の社会進出も積極的になってきたからこそ、新しい婚姻のスタイルも確立されてきています。今回は、けして夫婦仲は悪くないけれど、婚姻関係は継続しながら、別々の住居に住む別居婚について、メリットやデメリットを紹介していきます。

別居婚の定義とは

これまで別居と言うと、「夫の単身赴任」や「親の介護のため」、そして「夫婦仲が悪くなり、離婚をする前提」などというように、元々は一緒に生活していたけれど、婚姻生活の途中から離れて暮らすというように、マイナスなイメージが根強くついてきました。

しかし、別居婚は別居と違い、主に結婚当初からお互いの意思で、別々に住むということを選択する婚姻関係で、プラスなイメージだと言えます。それでは、なぜ別居婚をするのでしょうか。

別居婚を選択する理由は女性が決め手

ここ近年大きく変わったことは、女性の社会進出です。女性が男性と同じように仕事を持ち自立しているため、男性に頼らなくても生活することができるのです。その結果、自由気ままな独身生活が長くなり、婚姻届を出したからといって、自分のライフスタイルを変えたくない女性が増えてきました。

そして、過去の日本のように、婚姻後は、男性が仕事、女性は家庭を守るという考えが減少してきました。夫婦共に、仕事を持った場合は、どちらかが家事に専念する時間はないため、独身生活の延長で、婚姻生活をスタートするのです。

また、年末年始などお互いの両親のところへ夫婦そろって挨拶にいくということも、別居婚であれば避けられます。このように思う背景にはお互いの身内や親戚などの関係を煩わしく、関係を持ちたくない夫婦が増加していることが挙げられます。

そして、近年子連れで再婚する人が増えたことで、子供のために別居婚からスタートする夫婦もいます。まさに今の時代に合った、結婚のスタイルが別居婚と言えます。

別居婚のメリットとデメリット

別居婚はお互いのライフスタイルを尊重すると言うとかっこよく聞こえますが、いいことだけではありません。別々に住むからこそ発生する問題点もあるのです。そんな別居婚のメリットとデメリットを紹介します。

別居婚のメリット

  • プライバシーを守ることができ、プライベートな時間が確保でき、自由な時間が多い
  • 毎日顔を合わさないので、恋人気分のままでいられる
  • 独身時代と変わらず、友人との交友関係を保ちやすい
  • お互い好きな仕事を続けられる
  • 家事の負担が少ない
  • 会えない分、思いやりを持って接するので喧嘩がすくない
  • 生活の時間を相手に合わせなくてもよいため、好きな時間に好きなことができる
  • 子供がいる場合は、食事時間が子供と夫と違うため、何度も食事の準備をしなくてもよい

別居婚のデメリット

  • 毎日会えないので、寂しい
  • 距離があると会うための時間とお金が必要になる
  • 夫婦、家族としての話し合いをしたくてもすぐにできない
  • 電話やメールでは、伝えたいことを100パーセント意思の疎通ができない
  • 子供が居る場合は、一人だと負担がかかる
  • 相手が何をやっているのかわからない
  • 光熱費や家賃など、生活費が倍かかる
  • 別居婚に理解を示さない身内からは、認めてもらえない

別居婚の婚姻届は?住民票は?の疑問を解説

別居婚だからといって、婚姻届を出す際に特別な手続きはありません。婚姻届を出すと、記載した本籍地と苗字に自動的に変わります。そして、夫か妻かがどちらかの戸籍に入ることになります。別居婚だからといって、特に不便なことはありません。

また、戸籍と住民票の手続きは別物ですので、婚姻届を提出したからといって、住民票の住所は変わりません。お互い元々住んでいる住所に住み続けるのであれば、住民票の手続きも必要ないのです。

また、婚姻届を出したことで、住民票の苗字を役所が自動的に変更してくれます。ただし、婚姻届を出しても、すぐに新しい戸籍ができるわけではなく、役所が変更するのに2日~1週間ぐらいはかかることもあります。

別居婚を上手く続けられる方法4つ

「別居婚をしているけど、上手くいってない気がする。」「これから別居婚をしようと思っているけど、迷っている。」など不安な気持ちがある方は、別居婚と上手く付き合っていくための方法をぜひためしてくださいね。

毎日電話やメールをする

別々に住むから恋人気分を味わえても、相手が今どこで何をしているのか、気になってしまったり、少し連絡がこないだけで、不安になり、相手を疑ったりしてしまうかもしれません。毎日、挨拶程度でもメールや電話をすることで、お互いの気持ちを維持し、信頼関係を保つことが必要なのです。

将来について話し合う

今は別居婚でも、この先ずっと別居婚を続けるのがよいかわかりません。どちらかが別居婚をやめて一緒に住みたいと思っても、相手が別居婚を望んでいた場合、意見が違うことで気持ちのすれ違いもでてくるかもしれません。また、長い間別居婚をしていたら一緒に住みたいと言い出せなくなってしまうかもしれません。

環境の変化で、生活スタイルを変える必要もでてくるので、日ごろから夫婦で話し合いをする機会をつくって、意見を言える環境をつくっておきましょう。

夫婦のルールをつくる

別居していても夫婦には変わりありません。恋人とは違うからこそ、夫婦なりのルールを決めましょう。お金のルールや、会う回数から日常のことなど、ある程度決めることで、夫婦共に自覚し、自己管理ができるようになります。そしてなによりも、ルールがあることで、喧嘩のたねも減るのです。

お互いの家に泊まる

付き合っていたときは良かったのに…という言葉をよく耳にします。別居婚も一緒に住んでいないからこそ、相手の本質や癖を知らないままということもあります。そのため、お互いの家に泊まることでお互いのことを知っていきましょう。夫婦になったからこその問題や話もあるので、恋人時代では知らなかった面を知ることができるのです。

別居婚にこだわりすぎない、悩まないことが大切

今の時代にあった結婚観がまさに別居婚ですが、でも別居婚なら婚姻届を出さなくてもいいのではないか?と思うこともあるかもしれません。しかし、婚姻関係がある以上、お互いが人生を一緒に歩んでいくという契約をしていることになるので、距離は離れていても、夫婦である以上、お互いの存在は絶対的なものです。

婚姻という契約が結ばれていれば、別居婚であって社会的にも法律的にも、間違いなく夫婦として認められるので、長い人生を考えたとき、夫という生涯保険に入っているだけでも安心感は得られます。

仮に愛情はあっても婚姻関係がない場合は、結局他人同士でしかありません。一緒に住んでいたとしても、戸籍は別々なため、何かトラブルがあっても保証もなく、社会的体裁を気にするのであれば、やはり今の日本であれば、同じ氏の方が楽に生きられるでしょう。

同じ人間は一人もいないのですから、それぞれの事情があり、それぞれの考え方があり、それぞれの生活があります。相手が別居婚に同意し、お互い不満がなければ別居婚を選択するのも良い選択です。ただし、夫婦の信頼関係があり、自己管理ができないと別居婚を継続するのは難しいです。

別居婚がベストな選択なのかを、時々夫婦で確認していく必要があります。年齢や仕事環境、家族環境によって、生活スタイルを変える必要もあるので、別居婚にこだわり過ぎず、悩みすぎないで、楽しく生活していけるのが一番です。

この記事を書いたライター

木村さくら

自称「健康オタクで美容オタク」。最近自家栽培にハマってます。

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