声変わりはいつからに関する記事

声変わりはいつから:風邪との見分け方と終わりのサイン

声変わりはいつから:風邪との見分け方と終わりのサイン

変声期に高い声が出なくなったとき、歌はどうすればよいのでしょうか。音楽の授業やカラオケでの付き合い方、親がやらない方がよい五つの関わり、期間の個人差の幅を、15人の実例に沿って解説します。

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男の子の声変わりはいつから始まる:見分け方と親の関わり

女の子と違い、男の子はいつまでも甘えん坊な面があるため、異性の子どもの成長は少し分かりにくいと感じるかもしれません。頼りにしたいパパに聞いても「昔のことだから覚えていない」という場合もありますので、ママが前もって知識を持っておくのが安心です。

ここでは、先輩ママが教えてくれた「声変わりはいつから始まったか」に関する体験談を15例ご紹介します。あわせて、15人の話を開始時期や気づいたきっかけで集計し、風邪との見分け方変声期が終わったと判断できる四つのサインまでまとめました。もうすぐ思春期を迎えるお子さんのママは、ぜひ参考にしてくださいね。

先に結論:最初のサインは「痛みのないかすれ声」です

15人の体験談を読み比べて、まず押さえておきたいことが三つありました。

ひとつめは、始まる時期は小学6年生から中学1年生に集中していることです。15人のうち13人がこの範囲に入っていました。早い例は小学5年生、遅い例は中学2年生で、幅としては約3学年です。

ふたつめは、ほとんどの家庭が最初に風邪だと思ったことです。15人のうち12人が「風邪をひいたと思った」と書いています。声変わりだと分かるまでに、数日から数か月かかっています。

みっつめは、終わりは声の高さでは判断できないことです。低くなったことよりも、かすれや裏返りといった不安定さが消えたことで、家族は完了に気づいていました。

この三つを頭に入れておくと、ある朝わが子の声がガラガラになっていても、慌てずに様子を見られます。

声変わりと変声期は何が違うのか

検索して調べていると、「声変わり」と「変声期」の両方の言葉が出てきて混乱することがあります。この二つは対立する言葉ではありません。

声変わりは、声が変化するという現象そのものを指します。一方で、変声期は、その変化が起きている期間を指します。「声変わりが始まった」という言い方と「変声期に入った」という言い方は、ほぼ同じ状態を表しています。

体験談の中でも、なみえさんやきいママさん、モコままさん、ぽんたさんが「変声期(声変わりの最中)」という書き方をしています。声が不安定な数か月から1年ほどの期間が変声期であり、その期間が過ぎて声が落ち着いた状態が「声変わりが完了した」ということになります。

なお、声の変化は男の子だけに起こるものではありません。文部科学省の小学校学習指導要領では、体育科の保健領域の第4学年で「体の発育・発達」を扱い、思春期には初経、精通、変声、発毛が起こり、これらは個人差があるものの大人の体に近づく現象であることを学ぶ内容が示されています。変声は、男女どちらにも位置づけられた思春期の変化のひとつです。女の子の場合は変化の幅が小さく、家族が気づかないまま過ぎることが多いようです。

ここで知っておくと役立つのは、子どもは学校で先に習っているということです。小学4年生の保健で体の変化を学んでいるため、親が思っているほど本人は驚いていない場合があります。きいママさんの次男は、兄の声変わりを見ていたこともあり「嫌がってはいませんでしたし、恥ずかしそうな素振りも見えませんでした」という状態でした。慌てて説明しようとするより、本人がどう受け止めているかを先に確かめる方が空回りしません。

男の子の声変わりはいつから始まる体験談15

なみえ

37歳

中学1年生の時にかすれ声で始まりました

通学中の中学生の男の子

現在は高校1年生ですっかり声変わりしている息子ですが、声変わりがはじまったのは中学1年生の時でした。声変わりをし始めたときは、声がかすれてきて、「とうとう変声期の時期か」とドキドキしました。変声期(声変わりの最中)は声がかすれて大きな声が出しにくいという感じでした。

その他に特に気になった点といえば、身長が急に伸び始めたという点です。男の子から、男性へと変化していくのが見てとれました。声変わりが完全に終わり、男性らしい低い声になってきたのは中学2年生くらいです。

もう声変わりが完了したのだと気がついたのは、声のかすれが完全になくなり、大きな声を出してもかすれることなく、また、響く低い声が出せるようになったからです。

ハピママ

38歳

大好きな歌の「高音が歌えない」と気づきました

現在中学校3年生の子を持つ母です。息子の声変りが始まったのは、小学6年生の夏ごろからだったと思います。歌が好きな子でよく歌っていたのですが、たまに高い声がかすれる時があり、声の出しすぎなんじゃないかなと息子と話していました。

しかし、だんだんと声がかすれることが多くなったり、少年野球をやっていたのですが、声出しの時に今まで響いていた声がかすれたり、裏返ったり、こもって聞こえてみたりと、徐々に声が出ないようになっていきました。歌う時も、出せていた高い音が出しづらくなったり、かすれて出なくなったりと、徐々に声が低くなっていくようでした。

声変わりの他には、背がぐんと伸びたり、顔にポツポツとニキビが出来たりしていました。声変わりと共に体の変化(第二次性徴)も少しずつ始まっていたように思います。

中学2年生の頃には高音の音程がほぼ出せなくなり、かすれもなくなり裏返る声もなくなり、大声を出しても低い声で安定して出ていたので、声変わりが終わり、また一つ成長したんだなと感じました。

こむきよ

42歳

「風邪を引いたのか」と勘違いしました

子供の年齢は13歳の中学2年です。中学1年の終わりくらいに急に声変わりをしました。初めは風邪を引いているのかと思い、子供に「風邪ひいたの?」と問いかけるほど、声がガラガラというような感じでした。でも、子供は喉も痛くないし鼻も出てないし、風邪にしてはおかしいなと思ったのです。

子供の友達も同じような感じで声がガラガラな子がいました。その子にも同じように風邪をひいたのか確認したのです。するとその子は、「声変わりじゃない?ってお母さんが言ってた」と言うのです。そこで私も自分の子供が声変わりしたのに気づきました。

声変わりのほかに気になることは、誰もが通る反抗期です。何を聞いても反応が鈍く、無視をすることもあります。今ちょうどその最中です。声変わりも継続中ですのでまだ終わってはいないと思いますが、やはり声が変わる子供を見ると、少しだけ大人になったのかな?と思い、嬉しくなりました。

クロママ

20代後半

朝起きたら、声変わりは突然に始まっていました

カラオケで歌う男の子のイラスト

私には二人の息子がいます。あれは、長男が小学校5年生になりたての時でした。小柄だった息子は、どちらかというと容姿が可愛い系で、声も女性の歌が歌えるくらい高温の声でした。以前はそれが自慢だったのですが、男らしいアーティストに憧れが出て、自分の声が嫌いになっていきました。

そんなある日、朝起きたら息子の声が酒やけのような声で、聞き取りづらいくらい枯れていました。風邪と思い、薬を飲ませて様子をみていました。二ヶ月くらい喉風邪のような状態が続いて、その頃から食欲が増していたような気がします。

本人は元気そうだったので、心配はしていませんでした。半年くらいたった冬に、家族で久しぶりにカラオケに行ったときに驚きました。息子の声が2トーンくらい低くなっていて、以前歌えた女性アーティストの歌が歌えなくなっていたのです。あれは、風邪ではなく声変わりだったのだと家族一同びっくりしました。息子はというと、声が男らしくなってとても喜んでいます。

Yママ

40代前半

中学入学直後からハスキーな声が続きました

現在、中2の息子がいますが、声変わりが始まったのは、中学入学してまもなくだったと思います。しゃがれているというか、ハスキーな感じの声になり、こちらも聞き取りづらく、はじめは風邪でもひいたかなくらいに思っていました。でもあまりにも長い日数、そんな感じの声で特に体調も崩していないようだったので、そこではじめて声変わりかも…と思うようになりました。

中学生になってからの生活は、勉強、部活、行事など忙しそうで、特に運動をしていなくても細い体がゴツゴツした感じになり、背も1年間で10cm以上伸びました。声変わりもそのころにはじまり、たぶん半年くらいは聞き取りづらい声だったのですが、中2の現在では普通になったので完了したのかなと思っています。

きな

30代後半

夫と同じ低い声で「ママ」と呼ばれました

現在、息子は13歳、中学1年生です。11歳の誕生日を迎えた7月頃、いつもの声よりかすれのある声で「ママ」と私を呼んだ時に気付きました。最初は咳払いが増えたかな?喉でも痛いのかな?くらいに思っていました。

その最中も風邪でガラガラに枯れた様な声で、本人も声が出しづらそうで、音楽の授業が嫌だ…と言っていましたし、家でテレビに合わせて歌う鼻歌の声も高低差の無い感じでした。

声変わりの他にも、足や腕の産毛が濃くなった感じがしました。偶然かも知れませんが、「膝の裏が痛い」「太ももの裏が痛い」と成長痛らしきことを訴えるようになり、確かに身長も一年で8センチ位伸び、食べる量も増えました。

現在も「ママ、ママ」と私を呼ぶのですが、夫が呼んでいるのと区別が付かない位なので、そろそろ声変わりが完了するかな?と言う感じでしょうか。まだ、音楽の授業は声が出しにくい…とは言っています。そろそろ「ママ」と呼ぶのは卒業しても良いと思うのですが。

きいママ

45歳

長男の経験からすぐに声変わりとわかりました

咳をする少年のイラスト

現在15歳の男の子がいます。声変わりが始まったのは小学6年生の夏でした。すぐにわかりました。次男なので、長男の経験から、気にして観察していれば声変わりの時期がわかるかなと思い、観察していました。

声変わりの初めは、風邪気味で喉が少し痛いような感じでした。「キター!」と思いました。本人は風邪気味と思っていたようですが、長男も同じ頃だったので声変わりとわかりました。兄の声変わりも見ていたので、弟は嫌がってはいませんでしたし、恥ずかしそうな素振りも見えませんでした。

変声期(声変わりの最中)は、痰が絡んだように咳をわざと出している感じで、喉を傷めなければいいなと感じていました。そのほかの変化は、毛深くなってきたようです。

声変わりが終わったと感じたのは1年弱くらいです。自分の声を気にしなくなり、咳払いもなくなりました。何事もなく、無事完了し安心しました。

はなまみー

43歳

咳払いがなくなり、低い声がなめらかになりました

今は15歳の長男です。声変りが始まったのは、長男が小学校6年生、11歳の頃です。小さいころからのどが弱く、かすれ声になれば風邪、と疑う習慣がついていたこともあります。声変りの最初も、てっきり風邪をひいたのだと思っていました。

しかし、本人はケロっとしているので、声変わりだと判明しました。声を出そうとすると、のどがムズムズするような感じだと言っていました。しきりに咳払いをしていました。この段階では、まだ子供の高い声がかすれているくらいの音声です。「ひよこがニワトリになろうとしているような感じ」で、何ともかわいらしかったです。

この頃から、服装もこだわるようになり、カッコつけたがったり、大人っぽく振る舞ってみたくなったりが始まりました。思春期真っ盛りです。お父さんに対してあまり口を利かなくなったりもしました。本人は「声が出しずらいし」などと言い訳もしていました。

こうしてかすれ声のまま、発する声がだんだん低くなっていきました。そのうち咳払いをしていないことに気づき、これで声変わりが完了した、と家族で意見が一致したのはつい最近です。かすれ声がなめらかに低い声になった時です。

長男が小さい頃、母に言われました。「このかわいい声の時にビデオをたくさんとっておいた方がいいよ。大きくなったらもう二度と聞けなくなっちゃうんだから」と。大人の声になってしまった今、ビデオで声の記録もしておいて本当に良かったと思っています。

タイム

50代前半

夫に言われて初めて声変わりだと気づきました

今は26歳になった息子の声に、声変わりの変化が出てきたのは小学6年生の頃です。はじめは、ひいていた風邪が長引いているものだと思っていました。それで風邪をこじらすといけないので病院へ連れて行こうかと思ったら、主人に「声変わりかもしれないよ」と言われてハッとしました。

その後しばらく様子を見ていると、高い声を出す時に声が出にくくなっていきました。笑い声もかすれて聞き取りにくい感じになっていましたが、本人は気にすることなく、それを面白がっていました。

姉とよく兄弟喧嘩をしていたのですが、その時に息子がかすれた声で「やめろや!」と言うのを、姉がからかって息子が怒っていました。

中学に入った夏休みの頃、笑い声も普通に聞き取れるようになって、姉も息子の声変わりをからかうことがなくなりました。声変わりが完了した後の声は、あまり低くなくて少しハスキーです。

モコまま

42歳

かすれがひどく、何を言っているのか伝わらない時がありました

現在の息子の年齢は15歳で高校1年生です。息子の声変わりが始まった年齢は12~13歳にかかる時で、最初は声がかすれているけど風邪でも引いたのかなぁーぐらいに私も本人も思っていました。

変声期(声変わりの最中)は声が良くかすれ、声が出にくい感じで、だんだんひどくなって時々何を言っているのか伝わらない時が多々ありました。

声変わりがひどい時は、本人も声が出しにくいことや、何を言っているのか伝わらなくて、同級生からからかわれたりで、ストレスを感じている様子に心配していました。

ですが、14歳頃、中学2年生に入った辺りから、声変わりが完了したようで、声もかすれなくなり言葉も伝わるようになって、なんだか声が低くなったような感じがして、ちゃんと声変わりが出来て良かったなぁーと思いました。

マヨ

46歳

弟たちと喧嘩する声で異変に気がつきました

怒る男の子のイラスト

息子はいま中学2年生、14歳です。声変わりしたかな?と感じたのは、中学1年生のとき、弟たちと言い争いをしている声が、いつもと違っていたことで気がつきました。

あまりはっきりとした声変わりではなく、声がひっくり返るような、そしてかすれたような感じの声への変化でしたので、気がつくのが遅くなっていたかも知れません。いままでの声の高さとは違い、野太い声になったように思います。

息子の場合は、何より声がかすれているのが特徴なのではないかと思います。声変わりの他に気になる変化については、ほとんど感じていません。正直言うと、喉仏(のどぼとけ)がまだはっきりと出ていないので、声変わり自体が安定しているのかどうか不安です。

ですので、「声変わりが終わった」と言う実感はあまりなく、中学1年で声が太くなり、中学2年になった今は落ち着いてきたかな、と言うのが正直なところです。

しゅま

40代前半

「喉がイガラッぽい」という言葉でピンときました

我が家の次男は今高校一年生ですが、声変わりが始まったかなと思ったのが、中学一年生の夏の終わりごろです。「なんか、風邪ひいたみたいで喉がイガラッぽい。」というので、最初は本当に風邪ひいたと思いました。

しかし、ガラガラ声が治らず、長男の時の声変わり状況を思い出し、「声変わりが始まったな」と思いました。喉元をみると膨らみが見えたので確信しました。可愛い幼い高い声がもう聞けないなと少し寂しくなりました。

声が定着するまでは、喉が変な感じがするようで、学校での音楽の授業での歌を歌う時などは声が出にくかったようです。他の男子の友達も声変わり最中では、歌うのに苦労してたそうです。

声変わりが始まった頃は、他に背が急激に高くなり成長痛も起こっていました。ちょうど成長期だったのですね。声変わりは、中学二年生になる頃には終わり、低い声に変わりました。声変わりが完了した後は、喉の違和感はなくなった様でした。

こっきさん

39歳

声がひっくり返りがちで出しにくい状態が続きました

少年とお母さん

現在息子の年齢は13才(中1)です。息子の声変わりが始まったのは小学6年の夏休み頃。最初は、風邪のように声が出にくい様子だったので、風邪を引いて声が出にくいのか?と思いました。

変声期の時期は、声が急に低くなるのではなく、声がひっくり返りがちで出しにくいような様子が続きました。また、声変わりが始まったのとほぼ同じ時期に、身長が急に大きくなり、体格が子供から男の子らしい感じに変わっていき、ビックリしたのを覚えています。

声変わりが終了したように感じたのは、中1のゴールデンウィークを過ぎた頃です。それまで裏返ったり、声がひっくり返り気味で出しにくそうだった声が、スムーズに出るようになりました。その頃には、声が以前に比べワントーン低くなったので、これで声変わり終了だなと感じました。

ぽんた

40代後半

喉の不調が続き、夫に聞いたら「忘れた」と言われました

現在中学2年生の息子の声変わりは、14歳の誕生日を迎えて2、3か月が過ぎた頃でした。最初は、風邪で喉の調子がおかしいのかなという程度の認識だったのですが、なかなか声の調子が戻りません。

息子に聞いてみると、喉の痛みはないというので、「もしやこれが声変わりなのか」と驚き、夫に尋ねてみたところ、「忘れた」との返答でしたので、夫に相談をしたもののあまり参考にはなりませんでした。

変声期(声変わりの最中)は、風邪で喉の調子がおかしいという感じの声の状態が続きました。また、この頃の変化といえば、グンと一気に背が伸び、私の身長をあれよあれよと言う間に越したことです。

中学2年生も終わりを迎える頃には、低い声が安定してきたようで、ガラガラ声のような感じなくなり、声変わりが完了したようだと気が付きました。

つき

40代後半

しつこい風邪かな?と思っていたら声変わりでした

今15歳の長男は、4月から高校生になりました。体格もがっしりして、すっかり「お兄さん」らしくなってきました。

そんな長男が声変わりをし始めたのは、中学校1年生の時でした。最初は声がかすれてきたので、風邪の引き初めで喉の炎症で、そんな声になっているのかと思っていました。しかし、他に風邪らしい症状はなく、あまりにも長期間かすれ声だったので、「もしやこれが声変わり?」と気がつきました。

本人も思うように話が出来ず、声を出すのが大変そうでした。聞く側も、聞き取れなかったり、聞き返したりで、反抗期もちょうど真っ只中だったので、何度かケンカにまで発展したこともありました。すっかり声変わりが完了したのは、中学1年も終わりそうな頃でしたので、3ケ月くらいかすれ声の移行時期だったと思います。

かすれ声から、安定した低い声になり、本人もスムーズに話が出来るようになったので、変声期が終わったなと感じました。可愛い声から、野太い声に変わってしまってショックでしたが、男の子であれば、必ず通る道です。声が変わっても、可愛いわが子には変わりありません。

15人の開始時期を集計すると、小6と中1に集中していました

体験談で語られた「始まった時期」を並べてみます。

小学5年生が1人(クロママさん)。小学6年生の頃が6人(ハピママさん、きなさん、きいママさん、はなまみーさん、タイムさん、こっきさん)。中学1年生の頃が6人(なみえさん、こむきよさん、Yママさん、マヨさん、しゅまさん、つきさん)。12歳から13歳にかかる時期が1人(モコままさん)。中学2年生が1人(ぽんたさん)でした。

つまり、小学6年生と中学1年生で15人のうち13人、およそ9割を占めています。「そろそろかもしれない」と構えておくなら、小学5年生の終わりごろからで十分です。

もうひとつ、集計して気づいたことがあります。始まりの時期として夏を挙げた人が目立ちました。ハピママさんは小学6年生の夏、きいママさんも小学6年生の夏、こっきさんは小学6年生の夏休み、しゅまさんは中学1年生の夏の終わり、きなさんは11歳の誕生日を迎えた7月頃です。5人が夏でした。

これが季節と関係あるのかは分かりませんが、夏は声を出す場面が増えるという事情は考えられます。ハピママさんの息子さんは少年野球の声出しで異変が分かりましたし、夏休みは家族で過ごす時間が長く、話し声を聞く機会も増えます。変化そのものはゆっくり進んでいても、気づくきっかけが夏に集まりやすいのかもしれません。

そして、開始が早かった家庭も遅かった家庭も、どちらも問題なく完了しています。幅は約3学年あって、それが普通だということです。

風邪と声変わりを見分ける四つのポイント

15人のうち12人が最初に風邪だと思っていました。こむきよさんは本人に「風邪ひいたの?」と尋ね、クロママさんは薬を飲ませて様子を見ています。タイムさんは病院へ連れて行こうかと考えたところで、夫の言葉で気づきました。

これだけ多くの家庭が同じ勘違いをしているのですから、見分け方を知っておく価値があります。体験談の記述を整理すると、判断材料は次の四つに絞れます。

確認すること声変わりの場合に多い様子
喉の痛みがあるか痛みはなく、ムズムズする、イガイガするという言い方をする
熱や鼻水があるかほかに変わった様子はなく、本人はけろっとしている
どのくらい続いているか数週間から数か月と、風邪では説明がつかない長さになる
声の出方に癖があるか裏返る、ひっくり返る、高い音だけ出ない、咳払いが増える

この四つのうち、決め手になりやすいのは三つめの「続いている長さ」です。Yママさんは「あまりにも長い日数、そんな感じの声で特に体調も崩していないようだった」ことで気づき、つきさんも「あまりにも長期間かすれ声だった」ことで気づいています。クロママさんの場合は、喉風邪のような状態が二か月続いていました。

四つめの「声の出方の癖」も分かりやすいサインです。風邪でかすれた声は全体的に低くこもりますが、変声期の声は高い音だけが出なくなり、途中でひっくり返るという特徴があります。こっきさんは「声が急に低くなるのではなく、声がひっくり返りがちで出しにくいような様子が続きました」と書いています。マヨさんも「声がひっくり返るような、そしてかすれたような感じ」と表現しています。

本人に確認するときは、聞き方を工夫すると答えが返ってきやすくなります。

「喉、痛い?」
「痛くはない」
「じゃあ、なんか変な感じはする?」
「うーん、イガイガする。声が出しにくい」
「そっか。熱もないし、たぶん声変わりだね」

「風邪じゃないの?」と決めつけて聞くと、本人も風邪だと思い込んでしまいます。痛みの有無を先に聞くと、判断が早くなります。

もちろん、喉の痛みや熱があるとき、声が出ない状態が長く続いて本人が困っているときは、学校の健康診断の機会や、学校の保健の先生に相談してみるという方法もあります。お住まいの自治体には、子どもの健康について相談できる窓口が置かれている場合もありますので、迷ったまま抱えなくて大丈夫です。

声変わりの前兆として現れやすい変化

声の変化より先に、あるいは同じ時期に現れた変化を体験談から拾うと、共通するものが見えてきます。

もっとも多かったのは身長の伸びでした。なみえさん、ハピママさん、Yママさん、きなさん、しゅまさん、こっきさん、ぽんたさんの7人が触れています。Yママさんは1年間で10cm以上、きなさんは1年で8cm程度と書いています。ぽんたさんは「あれよあれよと言う間に」自分の身長を越されたそうです。

次に多かったのが体つきの変化です。Yママさんは「特に運動をしていなくても細い体がゴツゴツした感じになり」と書き、こっきさんは「体格が子供から男の子らしい感じに変わっていき」と書いています。

そのほかには、体毛が濃くなる(きなさん、きいママさん)、ニキビが出る(ハピママさん)、食欲が増える(クロママさん、きなさん)、膝や太ももの裏を痛がる(きなさん)、といった変化が挙がっていました。しゅまさんの息子さんも成長痛が起きています。

ここで役立つ考え方があります。声だけを見ていると気づきにくいので、身長の記録を手がかりにするという方法です。ズボンの丈が急に合わなくなった、靴のサイズが半年で変わった、そういう変化があった時期は、声にも変化が出ている可能性があります。

反対に、マヨさんのように「声変わりの他に気になる変化については、ほとんど感じていません」という家庭もあります。前兆が全部そろうわけではないので、当てはまらないものがあっても心配はいりません。

高い声が出なくなったとき、歌はどうするか

変声期でいちばん本人が困るのは、歌う場面です。学校の音楽の授業は避けられませんし、歌が好きな子にとっては大きな出来事になります。

きなさんの息子さんは「音楽の授業が嫌だ」と言っていました。しゅまさんの息子さんも「学校での音楽の授業での歌を歌う時などは声が出にくかった」そうで、「他の男子の友達も声変わり最中では、歌うのに苦労してた」と話しています。ハピママさんの息子さんは歌が好きな子で、出せていた高い音が出しづらくなっていきました。

こういうときに大切なのは、出ない音を出そうとしないことです。理由を考えてみると納得できます。声変わりは、体が大きくなるにつれて喉の形が変わっていく過程で起きています。楽器のたとえで言えば、笛の管の長さが変わっているようなものです。管が変わっている途中で、以前と同じ指づかいで同じ音を出そうとしても、うまくいきません。無理に押し出そうとすれば、喉に力が入って、かえって声が出しにくくなります。ですから、この時期にすべきことは「元の音域を取り戻す」ことではなく、今出る音域の中で歌うことです。喉の形が落ち着けば、出せる範囲は自然に定まります。焦って練習量を増やすより、待つ方が理にかなっているのです。

具体的には、次のような工夫ができます。

  • カラオケでは、原曲のキーを下げて歌ってみる
  • 好きなアーティストの曲を、声の低い人の曲に一時的に入れ替えてみる
  • 合唱で高いパートを担当している場合は、担任や音楽の先生に相談してみる
  • 声が出ない日は、口の形だけ合わせて参加する形もあると本人に伝えておく

三つめについては、学校側も変声期の子どもを毎年見ています。事情を伝えれば、パートの配置を考えてもらえる場合があります。本人から言い出しにくいときは、家庭から一言伝えると話が進みやすくなります。

そして、クロママさんの体験には希望があります。息子さんはもともと高い声が自慢でしたが、「男らしいアーティストに憧れが出て、自分の声が嫌いになっていきました」という時期がありました。声変わりを経て、いまは「声が男らしくなってとても喜んでいます」。出なくなった音の代わりに、出せるようになる音があるということです。

変声期に、親がやらない方がよいこと

体験談を読んでいると、本人がつらくなる場面には共通点がありました。声そのものではなく、周りの反応がきっかけになっています。

モコままさんの息子さんは、何を言っているのか伝わらないことで「同級生からからかわれたり」して、ストレスを感じていました。タイムさんの家では、お姉さんがかすれた声をからかって、弟が怒っていました。つきさんの家では、聞き取れずに聞き返すことが重なり、反抗期とも重なって「何度かケンカにまで発展した」そうです。

そこで、避けた方がよい関わりと、代わりにできることを並べます。

避けた方がよいこと代わりにできること
声をまねる、笑う、家族でネタにする気づいても普通に受け答えし、話題にしない
聞き取れないたびに「え?」と繰り返す静かな場所に移る、そばに寄って聞く
本人の前で「可愛い声じゃなくなった」と残念がる寂しさは本人のいない場面で話す
無理に高い声を出させて確かめる今出る声で話せていれば十分と伝える
兄弟や友だちと時期を比べる幅が3学年あることを本人にも伝える

ふたつめの「聞き返し」は、思っている以上に効きます。声が出しにくい本人にとって、言い直すのは負担が大きいからです。音量ではなく環境を変えると考えると、対応が変わります。テレビを消す、洗い物の手を止める、隣に座る。それだけで聞き返す回数が減ります。

三つめについては、正直な気持ちを我慢しなくてよいということも書き添えておきます。しゅまさんは「可愛い幼い高い声がもう聞けないなと少し寂しくなりました」と書き、つきさんも「可愛い声から、野太い声に変わってしまってショックでした」と書いています。寂しく思うのは自然な感情です。ただ、本人に向けて言うと「今の自分はよくないのか」と受け取られてしまうので、伝える相手を選ぶという話です。

もし家族の誰かがからかってしまったときは、その場で短く止めるだけで十分です。

「今、声が変わる途中なんだよ。誰でもそうなるから」
「へー、お姉ちゃんもなったの?」
「なり方は違うけどね。もう言わないでおこう」

本人をかばう形にすると本人が気まずくなるので、説明で終わらせるのがこつです。

声変わりが終わったと分かる四つのサイン

「声変わり 終わり サイン」という言葉で調べる人が多いのは、低くなっただけでは終わったと言い切れないからです。実際、体験談で完了を判断した根拠は、声の高さではありませんでした。

15人の記述を整理すると、判断材料は四つに集約できます。

  • かすれが出なくなる。なみえさんは「大きな声を出してもかすれることなく」と書き、モコままさん、ぽんたさん、つきさんも同じ表現を使っています
  • 声が裏返らなくなる。ハピママさんは「裏返る声もなくなり」、こっきさんは「スムーズに出るようになりました」と書いています
  • 咳払いがなくなる。きいママさんとはなまみーさんが挙げています。はなまみーさんは「そのうち咳払いをしていないことに気づき」と、消えたことで気づいています
  • 本人が声を気にしなくなる。きいママさんの「自分の声を気にしなくなり」、きなさんの「まだ、音楽の授業は声が出しにくい…とは言っています」という記述が対になっています

この四つに共通しているのは、どれも「なくなったこと」で判断している点です。低い声が出るようになったという足し算ではなく、不安定さが消えたという引き算で見ています。

だから、終わりは劇的には訪れません。はなまみーさんの家では「これで声変わりが完了した、と家族で意見が一致した」という形でした。ある日突然ではなく、あとから振り返って気づくものだということです。

また、四つめの「本人が気にしなくなる」は、いちばん見落としやすいサインです。音楽の授業を嫌がらなくなった、電話に出るのを避けなくなった、大きな声で友だちを呼んだ。こうした行動の変化は、声そのものを聞くより分かりやすい手がかりになります。

期間の幅と、早い遅いが気になるとき

変声期がどのくらい続いたかも、体験談から拾えます。

もっとも短かったのはつきさんの「3ケ月くらい」で、長かったのはハピママさんの小学6年生の夏から中学2年生までという、1年半ほどの例です。そのあいだに、Yママさんの半年、クロママさんの半年、しゅまさんの半年、きいママさんの1年弱、こっきさんの10か月ほど、モコままさんの1年ほどが並びます。半年から1年が中心で、幅としては3か月から1年半です。

ここで注目したいのは、マヨさんの正直な記述です。「喉仏(のどぼとけ)がまだはっきりと出ていないので、声変わり自体が安定しているのかどうか不安です」と書き、「『声変わりが終わった』と言う実感はあまりなく」と続けています。

この不安は、多くの家庭が抱えるものです。終わりが引き算で判断されるうえに、変化の大きさも人によって違うため、はっきりしない状態のまま過ぎていくことがあります。タイムさんの息子さんの完了後の声は「あまり低くなくて少しハスキー」でした。低くなる幅が小さい子もいるのです。

始まる時期についても、この記事の集計で幅は約3学年ありました。周りの子と比べて早い、遅いと感じても、それだけで判断はできません。それでも心配が続くときや、本人が長く困っているときは、学校の健康診断の機会に相談してみる、学校の保健の先生に様子を伝えてみる、お住まいの自治体の子どもの健康に関する相談窓口を使ってみる、といった方法があります。ひとりで抱えて調べ続けるより、誰かに話した方が早く落ち着きます

今の声を残しておくという発想

最後に、はなまみーさんの体験談から広げておきたいことがあります。

はなまみーさんは、息子さんが小さい頃にお母さまからこう言われたそうです。「このかわいい声の時にビデオをたくさんとっておいた方がいいよ。大きくなったらもう二度と聞けなくなっちゃうんだから」。そして今、「ビデオで声の記録もしておいて本当に良かったと思っています」と書いています。

声変わりについて調べる家庭は、たいてい変化が始まってから調べます。つまり、この記事を読んでいる時点で、まだ間に合う場合があるということです。始まる前なら、当然間に合います。始まったあとでも、変声期の声そのものが二度と聞けない声です。

残し方は難しく考えなくてかまいません。

  • いつもの会話を、スマートフォンで1分だけ録音しておく
  • 絵本の読み聞かせを子どもに交代してもらい、それを撮っておく
  • 誕生日に「今いくつ、今何が好き」と聞いて答えてもらう、それを毎年続ける
  • 兄弟がいる家庭では、上の子の変声期に下の子の声も一緒に残しておく

三つめは、あとから並べて聞くと変化がよく分かります。特別なことをしなくても、毎年同じ質問をするだけで記録になります。

そして、この発想には別の効き目もあります。変化を惜しむ気持ちを、記録という行動に置き換えられることです。寂しさを本人に向けて言うと本人が困りますが、記録に向ければ誰も困りません。

声が変わっても、そのまま受け止めていけば大丈夫

ある朝、わが子の声がガラガラになっていたら、まず喉の痛みと熱を確かめてください。どちらもなく、本人がけろっとしていて、それが数週間続いているなら、声変わりが始まっています。

始まる時期は小学6年生から中学1年生に集中していて、幅は約3学年。期間は半年から1年が中心で、短い子は3か月、長い子は1年半でした。終わりは、かすれと裏返りと咳払いが消え、本人が声を気にしなくなったときです。低くなった度合いではなく、不安定さが消えたかどうかで見てください。

そのあいだ、家庭でできることはそれほど多くありません。からかわない、聞き返す代わりに静かな場所で聞く、出ない高い音を出させない。歌う場面で困っていたら、キーを下げる方法があることと、先生に相談してよいことを伝える。それくらいです。

つきさんは体験談の最後にこう書いています。「声が変わっても、可愛いわが子には変わりありません」。声の高さが変わっただけで、中身は同じ子どもです。変化を惜しむ気持ちは、記録の形にして残しておきましょう。

この記事を書いたライター
小森ひなた

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪