離乳食のサンマ健康効果&レシピに関する記事

『離乳食のサンマ調理のポイント&後期完了期おすすめレシピ』

離乳食のサンマは赤身でしょうか?青魚でしょうか?こちらでは、赤ちゃんにサンマをいつから食べさせられるのか、缶詰の使用や下ごしらえへの注意、後期と完了期のサンマおすすめレシピなどをご紹介します。

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離乳食のサンマはいつから?魚の種類や赤ちゃんへの進め方

離乳食で魚は「白身魚→赤身魚→青皮魚」の順番ですすめますが、「どの魚が赤身?サンマは何魚?」と分類が分からないママやパパも多いので、確認しておきましょう。

離乳食のサンマはいつから?赤身魚を一通り試した後期から

離乳食でサンマを開始する時期は離乳食後期ですが、赤身魚を一通り食べさせて体に異常が起こらないことを試してからとしましょう。

魚は体質に問題がなくても鮮度が落ちると体調を崩します。特に青皮魚であるサンマは注意が必要なので、購入したらすぐに調理し、加熱後も常温で出しっぱなしにしないようにしましょう。

離乳食のサンマは青皮魚!魚の分類や具体的な種類

魚の分類と赤ちゃんによく食べられている魚の具体的な種類は次のようになっています。

魚の分類と具体的な種類

  • 白身魚

タイ・ヒラメなど、沿岸に住み、止まっていることも多い実の白い魚

  • 赤身魚

マグロやカツオなど、遠洋を回遊し、筋肉が発達して実が赤くなっている大型魚

  • 青皮魚

サンマやイワシ、ブリ、アジ、サバ、サワラ、トビウオ、カンパチなど、赤身魚の中でも近海を回遊している背中の皮が青い魚

秋の味覚の代表格「鮭」は、実も赤いですし、回遊していますが、農林水産省の情報を調べると白身魚と紹介されています。ただし甲殻類を餌としているため、白身を食べさせてから与えるようにしましょう。

2019年3月に改定した厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(改定版)」には魚を与える順番しか記されおらず、万が一体調に異変が見られたら、医師に指示の下で進めるようにとなっていますが、従来の離乳食での時期の目安は、白身魚が初期、赤身が中期、青皮魚が後期です。

離乳食にサンマの缶詰は使える?水煮缶を塩抜きして骨を取ればOK

サンマは缶詰でも売られていて、選び方を知っていれば離乳食作りに大活躍させることができます。

サンマの缶詰といえば、濃い味付けの蒲焼きなどが人気ですが、味付けしてある缶詰は離乳食には不向き。そこでおすすめしたいのが、サンマの水煮缶です。

サンマの水煮缶は塩で味付けされていますが、旬のサンマを加工しているため、栄養価が高く保存もできて離乳食作りにとっても便利!

サンマの水煮缶には10gに0.1g程度の塩が使われていますので、1回の食事で15g~20gのタンパク質をとる必要がある後期、完了期の赤ちゃんでも、1回で食べる塩分量は多くて0.2g程度です。

後期の1回の食事のおすすめ塩分量は0.1~0.3gですので、他の調味料を使わず、水煮缶だけで味付けしてあれば塩分はさほど心配ありません。でも、他に味付けをする場合にやはり塩抜きが必要です。ですから、離乳食でサンマの水煮缶を使う時は、熱湯をかけて塩抜きし、小骨をとり除いて使うとよいでしょう。

離乳食のサンマに小骨があると赤ちゃんが魚嫌いになることがある

サンマは小骨が多く、大人でも喉に刺さってしまうことがあります。小さな赤ちゃんの喉にもし小骨が刺さったらと考えると…恐ろしいです。

大人にとっては噛み砕ける小骨であっても、小さな赤ちゃんにとっては丸呑み。そのため、赤ちゃんの細い喉に刺さるリスクが高いのです。

赤ちゃんによっては、小骨が刺さってことがトラウマになり、そのまま魚嫌いになってしまうこともありますので、小骨は下ごしらえでしっかりと摂り除きましょう。

魚をさばくのが苦手な場合は?

もちろん挑戦して慣れていくのもよいのですが、苦手なママは鮮魚コーナーで三枚おろしにしてもらい、小骨取りと皮剥きだけで済ませたり、刺し身を買ってきて調理したりして、下ごしらえを省略して魚料理に慣れていくところからスタートすると、食卓での魚の頻度をアップしやすくなりますよ

離乳食の生サンマの小骨や皮の取り方

離乳食でサンマを使用する時には、鮮度が大切!鮮度が悪いと生臭くて赤ちゃんも美味しく食べられませんし、ヒスタミンが増殖してヒスタミン中毒を起こしやすくなります。さらに、ヒスタミンは加熱しても減りません。

ヒスタミンは5~10℃でも増えることがわかっていますので、生のサンマを買ってきたら出来るだけ早く下ごしらえをし、当日使わない分はすぐに冷凍保存しましょう。

離乳食用のサンマの下ごしらえ

  1. サンマの頭を切り落とし、腹わたの方から肛門まで切って開く
  2. 内臓と血合いを取り除く
  3. きれいに水洗いし、水分を拭き取る
  4. 三枚におろす
  5. 腹わた側についている小骨を包丁ですき取り、ヒレの付け根も取り除く
  6. 開いた身の中心部分にある、血合い骨を抜く。血合い骨の右側と左側の両方から斜めに包丁を入れたら、骨部分を引っ張るように血合い骨(小骨)を取り除く
  7. 残りの骨を骨抜きで丁寧に抜く
  8. 最後に、開いた身の皮を慎重に剥く

離乳食後期のサンマおすすめレシピ&調理のポイント

離乳食後期になると食べることができる肉・魚類が増えてきます。噛む力も発達してきて食材をみじん切りにする必要もなくなりますので、調理法の幅も広がってきます。

ただし、赤ちゃんによっては、急に食材の大きくなると食べにくいと感じる場合もありますので、徐々にみじん切りから大きくしていくようにするとよいでしょう。

離乳食後期のおススメレシピとして、まずはサンマのつみれ汁をご紹介します。下処理をしたサンマをフードプロセッサーですり潰してつみれを作ってから冷凍しておくと、次からポンと入れるだけで手軽につみれ汁が作れるため、時短できます。

サンマのつみれ汁のレシピ

材料: サンマ、片栗粉、大根、人参、だし汁

  1. 下処理したサンマをすり潰す(フードプロセッサーを使用してもOK)
  2. サンマに片栗粉を加えて食べやすい大きさに丸める
  3. 大根・人参は、皮を剥き食べやすい大きさに切る
  4. 鍋に水とだし汁を入れて火にかけ、大根と人参を入れる
  5. 大根と人参が柔らかくなってきたら、丸めたサンマのつみれを加えてしっかりと火を通す

※味を加えると大人でも美味しくたべることが出来るメニューですよ

次は、サンマのそぼろ丼をご紹介します。こちらもそぼろを冷凍しておけば、チンしてご飯に乗せるだけで手軽に離乳食が作れます。パパがお休みで赤ちゃんを見てもらえる日はサンマDAYにし、すり潰して冷凍保存してみてはいかがですか?

サンマのそぼろ丼のレシピ

材料: サンマ、卵、ほうれん草、だし汁、5倍粥

  1. 下処理したサンマをすり潰す
  2. 鍋にだし汁を入れて火にかけ、サンマを入れてそぼろを作る
  3. 炒り卵を作る
  4. ほうれん草は柔らかく茹でて、細かく刻む
  5. 5倍粥に、サンマのそぼろ、卵、ほうれん草をのせる

離乳食完了期のサンマおすすめレシピ&調理のポイント

離乳食完了期になると大人のメニューの取り分けを出来ることも増えていきますママも、毎日の離乳食作り大変でしょうから、取り分けメニューも活用してください。この時期の一番簡単な取り分けメニューは、サンマの塩焼きを使ったサンマご飯です。塩があまり付いていない中の部分を使いましょう。

サンマご飯のレシピ

材料: サンマ、軟飯、青のり

  1. サンマの塩焼きの中の方をとり、ほぐす
  2. 軟飯にサンマを混ぜて、上から青のりをかけて彩りよくする

子供に大人気のサンマのかば焼き。ほぐしたサンマは食べられない子でも、蒲焼きだけは食べてくれるということも多いので、ぜひ作り方をマスターして下さい。

大人用の蒲焼きにするには、たれを作る時に腹ワタを入れて加熱してからサンマにからめ、最後に山椒を振ってみましょう。タレの甘みと腹ワタの苦みで、大人味の本格派の1品に早変わりします。サンマの腹ワタには栄養素もたっぷり。パパもきっと喜ぶはずです。

サンマのかば焼きのレシピ

材料: サンマ、片栗粉、サラダ油少々、かば焼きのタレ(だし汁大さじ1、しょうゆ小さじ1/2、さとう小さじ1/2)

  1. 下処理したサンマを一口大に切り、片栗粉をまぶす
  2. フライパンにサラダ油を熱して、サンマを両面焼く
  3. かば焼きのタレをサンマにからめる
この記事を書いたライター

小森ひなた

子育てと仕事に頑張る共働き主婦です!ルンバ貯金始めました♪

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