結婚してから夫が冷たい!夫の態度の原因&ケース別対応
結婚前や新婚ホヤホヤのときは、あんなに優しくて笑顔が絶えなかったのに、「最近夫が冷たい!」「相槌も薄いし、私が話をしてもちゃんと聞いてくれているのかな?」このように結婚してから夫が冷たいと不満を感じる女性は少なくありません。
「最近旦那からありがとうって聞かないかも」なんて思ったら危険信号かもしれません。夫の冷たい態度の原因&打開策を検討していきましょう!今回は妊娠中に起こり得る原因とその他の要因に分けて解説していきます。
妊娠中の夫の変化は女性のホルモンバランスの乱れが引き金
妊娠すると女性の体は劇的に変化します。特にホルモンバランスが大きく変化するため、その影響で精神的に不安定になります。つわりがひどい場合や、体力の消耗と思うように動けないストレスがイライラの原因になることもあります。
後期に入っても、大きくなったお腹による身体的負担や、分娩に向けたホルモンバランスの変化があるため、心身ともに落ち着き安定を取り戻すのはまだまだ先となります。さらに体調の変化以外にも、妊娠という一大イベントに戸惑う気持ちや、環境の変化への対応も知らぬ間に負担になっていることもあります。
このような状況にある妊娠中や出産後に、売り言葉に買い言葉なんてやっていたら産後クライシス一直線となる可能性もあるでしょう。ホルモンバランスの乱れによるイライラは男性にとっては理解不能で「仕方がないとはわかっていてもやっぱり腹が立つ!」と思ってしまう旦那様も少なくありません。
妊娠&出産に関わる環境の変化や心への影響
・お産そのものへの不安
・今後の育児、そして将来設計(自身の仕事や家計など)への不安
・妊娠前と同じように飲酒やスポーツ・趣味などを楽しめないモヤモヤ
・周囲の人の何気ない発言
・退職・産休などによる生活環境の変化
・妊娠を機に結婚した人なら、結婚と妊娠・出産による生活の変化
夫が家計を支えるために日々仕事を頑張ってくれていると頭では分かっていても、体調や環境が目まぐるしく変化し様々な負担を感じている自分に比べると、夫はいつもと変わらぬ自由な生活を送っているように見えるものです。
妊娠中や出産直後に「原因がわからないけれど漠然としたイライラや落ち込みがある」という場合、夫のせいではなくこれらのことが知らず知らずのうちに影響しているケースがとても多いです。
打開策1 夫に正直に打ち明けてみよう
多くの妻にとって夫はいちばん身近かつ本音を言いやすい相手なので、ついイライラをぶつけてしまいがちです。ある程度は仕方ないかもしれませんが、あまりイライラや不安をぶちまけすぎると夫もいい気はしません。
あなた自身の情緒不安定の原因がホルモンバランスの乱れである可能性も捨てきれないのなら、あなた自身で認識することも大切です。まずは、旦那様には正直に心のうちを打ち明けてみましょう。このとき、「ごめんね」ときちんと謝ることも大切です。
そしてイライラしてしまったときは「私は今、○○にイライラしている」「夫の言葉にイラついた」と自分自身の中で受け止めて、一呼吸置くように努めましょう。ヒートアップしてしまいそうになったら、その場を離れるのも一つの手です。
少し落ち着きを取り戻したら「ホルモンバランスのせいなのかもしれない…」とも思えるし、旦那様の言動にイラついたとしても、相手の理解を得やすいアプローチも見つけやすくなるはずです。
打開策2 夫への協力要請は頼み方を工夫しよう
十月十日かけ体を張り、ママとしての自覚を育んでいく女性とは違い男性は赤ちゃんが生まれてからでないとパパとしての自覚が持ちにくい要素があることも事実です。さらに男性は脳の構造上、一般的に女性よりも「察する」ことが苦手とされています。
これくらい言わなくても分かるだろうと言葉に出して伝えないでいると、夫には伝わっていないことが多いです。不機嫌な妻を見て「なんでこんなに機嫌が悪いんだ?」と夫は戸惑い、そんな夫に妻はさらにイライラ…という悪循環にはまってしまうケースも多いでしょう。
「辛いんだから○○してよ!」と命令したり「言わなくてもしてよ!」と責めたりすると、言われる側もいい気はしませんね。「こういうふうに体が辛いから○○してくれると嬉しい」と具体的に、やんわりと伝えるのがコツです。もちろん、何かしてもらったらきちんと感謝の意を伝えることも忘れずに。
打開策3 妊娠中の夫の心理的負担も忘れずに
共働きだった夫婦の場合、妊娠出産で妻がしばらく働けなくなることで、旦那さんの経済的責任はより大きくなります。男と女という妻との関係に、父親と母親としての関係が加わることで男性も並々ならぬ責任感に苛まれていることもあります。妻の心身の変化、そして家庭内における自身の役割の変化を受け入れなければならない旦那さんも、また大変だと言えます。
身体的負担がないとはいえ、旦那さんも心理的な負担があるということを理解してあげることが大切です。お互いの心身の調子が良いときに、現在のことやこれからの生活などについてよく話し合いましょう。
妊娠中の夫婦のわだかまりを放置すると、そのまま産後クライシスにつながってしまうこともあります。せっかく新しい家族が増えたので、感情を上手にコントロールしながら夫婦の絆をより深めていきたいですね。
その他に考えられる夫が冷たい理由&打開策
相手が冷たくなる理由は自分自身が原因のケースと、疲れてそっとしておいて欲しいなどの相手の内面に原因があるケースがありますが、いずれにせよ家庭の役割として「仕事の疲れを癒す」という大きなテーマがあることを忘れてはいけません。
旦那様の嫌いなものばかり食卓に並ぶ?!
「胃袋を掴め!」と言わんばかりの勢いで自分の得意料理を作って夫に喜んで貰おうという「料理に力を入れ過ぎてしまうパターン」は、好き嫌いのない新婚の妻にありがちです。夫の健康を気遣うあまりか好みを度外視して気づかぬうちに夫の苦手な食材ばかり並べていませんか?
食べ物の好き嫌いの無い人にとって、苦手なものがテーブルに並ぶ辛さは理解し難いでしょう。対して夫の好き嫌いが激しいタイプなら、好きな物を食べられないストレスが溜まってしまうかも知れません。
新婚ならなおのこと、妻がせっかく腕を振るって作ってくれた料理に対して「アレも嫌いコレも嫌い」とはなかなか言いにくいために、冷たい態度にみえてしまうこともあります。夫の食生活は結婚した途端にガラッと自分流に変えてしまうのではなく、夫の意見を取り入れた献立にしてみてください。
仕事から帰るなりのマシンガントークは控えましょう
夫が仕事から帰ってきた瞬間、今日一日あったことをあれもこれもと滝のように話してしまってはいませんか?いくら夫の帰りを待ちわびていたにしても、家に帰るなりマシンガントークが毎日続くと、仕事帰りの夫には少し辛いでしょう。この場合夫の冷たい態度の原因は、疲れているのにさらにゲンナリさせられる言動をやんわり避けようとしてのことかもしれません。
あなたにもいろいろあるように、夫側も毎日遅くまで仕事をこなしていればいろいろあります。まずは、「おかえりなさい。お仕事お疲れ様!」と労いを入れてから、今日は何かあった?と相手側に話をさせる形で会話しましょう。相手が乗ってこない時は、会社で嫌なことがあったのかもしれません。こんなときは温かく見守り、あまり無駄な話はしないほうが賢明です。女性はイライラを話して解決しますが、男性は無口になり一人で解決する傾向があるからです。
「ありがとう」は大切!感謝の気持ちを忘れずに
炊事・洗濯・子育てと毎日頑張っているのに、なんだかそれが全部当たり前になってしまっているように感じてくると、改めて「ありがとう」っていう言葉が聞きたくなりますよね。でも、ちょっと待って!こんなときこそ、まずは自分を振り返ってみたいもの。あなた自身もちゃんと夫に感謝の言葉を伝えているでしょうか?
確かに主婦業というのはお給料も発生しないし、それが当たり前のようになっています。しかし、毎日夫が汗水流して働いてくれるから、その生活ができているという面もあります。いわば夫婦はお互い様で「~してあげた」「~しているのに」だけになってしまうこと自体が、夫婦の溝を作ってしまう原因と言えます。
まずは夫に「いつもお仕事頑張ってくれて、ありがとう」と感謝を忘れず、「あなたがお仕事頑張ってくれているから、私も安心して主婦業ができるの」という思考に変えていき、あなたから夫への「ありがとう」を増やしてみましょう。
共働き夫婦は負担の分担がカギ
共働き夫婦では毎日が忙しく、コミュニケーション不足なんかがあるともれなくすれ違い生活へと陥ります。共働き夫婦に大切なのは、お互いの大変な部分を「分担」していくことです。一人で全部こなすのではなく、「大変なのよ!」という部分を夫にも理解してもらいましょう。
少しずつ負担を割り振りしていき、「あれもこれもやっていたのか。大変なんだな」と少しでも思ってもらえれば効果あり!あなたもいきなりにいろいろなことをお願いするのではなく、ひとつずつ、少しずつ協力をお願いするようにしましょう。
このとき、一度夫に任せたなら横から口を出さないこと、きちんとお礼を言うことが大切なポイントです。
夫が冷たいからと悪い態度をとってはいけません!
自分が相手に「してあげている」「頑張っているのに」と求めすぎていると、相手の返しが気になってきます。「こんなに頑張っているのに、その態度何なの?」こんな姿勢では、夫が冷たい態度を取ってしまうのも無理はありませんね。
原因がなんであれ、毎日一緒にいる夫が冷たいとこちらも気分が悪くなってしまうものですが、夫が冷たいと感じたら、むっとしてしまう気持ちをおさえて一度立ち止まってみましょう。こちらの言い分を理解してもらいたいと思うなら、相手の立場に立って考え「あなたも頑張っているものね、ありがとう」と先にあなたが彼を認める工程が必要です。そのあとに「最近なんだか冷たかったから、寂しかったな」とやんわり気持ちを伝えましょう。