赤ちゃんがママを選ぶ?胎内記憶・中間生記憶とは
3歳から5歳くらいのお子さまの中には、「生まれる前の記憶」について突然話し出すケースがあると言われています。この生まれる前の記憶は、お母さんのお腹の中にいた時の記憶である「胎内記憶」、そして、お腹に宿る前の記憶である「中間生記憶(ちゅうかんせいきおく)」の大きく2つに分けられます。
中間生記憶を持つとされる子どもたちは、「雲の上からママのことを見ていた」「周りにたくさんのお友達がいた」といった、共通の記憶を話すことがあると言われています。そして、多くの場合「ママを選んで生まれてきた」と話すそうです。
胎内記憶・中間生記憶は、産婦人科医の池川明氏などの専門家が長年研究を続けている分野ですが、現時点では科学的に証明されたものではなく、不思議な話として語り継がれています。
この記事では、「胎内記憶とは何か」「なぜ聞いてはいけないと言われることがあるのか」「自然に思い出す方法」などの疑問にお答えするとともに、実際にそんな神秘的な体験をした7人の先輩ママのお話をご紹介します。お子さまに「ママを選んだ理由」を聞いてみたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
胎内記憶とは?中間生記憶(雲の上の記憶)との違い
「生まれる前の記憶」には、大きく分けて2つの段階があるとされています。それぞれの特徴や、子どもたちが語りがちな内容を整理してみましょう。
1. 胎内記憶(お腹の中にいた時の記憶)
ママの子宮の中にいた時の記憶です。「温かかった」「プカプカ浮いていた」「暗かったけど怖くなかった」といった感覚的な記憶や、「外からパパやママの声が聞こえていた」といった聴覚に関するエピソードを話す子どもが多いのが特徴です。
2. 中間生記憶(お腹に宿る前の記憶)
胎内に宿るさらに前、スピリチュアルな表現で言えば「魂の段階」での記憶です。「お空(雲の上)から、モニターみたいな画面でどのママにするか探していた」「神様みたいな人とお話をした」「すべり台を滑ってママのお腹に入った」など、ファンタジーや絵本のような具体的な情景を語るケースが多く見られます。
どちらの記憶も、幼児期特有の豊かな想像力と、言葉の発達が重なる時期にポロっと口に出ることが多いとされています。
胎内記憶を「聞いてはいけない」と言われる理由
インターネットなどで胎内記憶について調べると、「聞いてはいけない」という言葉を目にすることがあります。素敵な思い出になるはずの記憶を、なぜ聞いてはいけないと言われるのでしょうか。それには、親子のコミュニケーションにおけるいくつかの重要な注意点が関係しています。
1. 子どもを誘導して嘘をつかせてしまうリスク
3歳〜5歳の子どもは、「ママを喜ばせたい」という気持ちが非常に強い時期です。親が「お腹の中のこと、覚えてる?」「雲の上から見てたんでしょ?」と強い期待を込めて何度も聞いてしまうと、子どもは「ママが望む答えを言わなきゃ」と感じ、無意識のうちに想像で作った作り話を語ってしまうことがあります。結果的に、子どもにプレッシャーを与えてしまうため、しつこく聞き出すのは避けるべきとされています。
2. 暗い記憶やネガティブな感情を思い出してしまう
すべての胎内記憶が「温かくて幸せだった」というものばかりではありません。「暗くて狭くて嫌だった」「苦しかった」といったネガティブな感覚を話す子どももいます。また、出産時に難産だった場合、その時の苦しさを感覚的に覚えているケースもあります。無理に思い出させようとすることで、当時の不安な気持ちを呼び起こしてしまう可能性があるため、慎重な姿勢が求められます。
3. 「覚えていない」ことに親がショックを受けてしまう
胎内記憶を話す子どもは全体の約3割程度と言われており、大半の子どもは覚えていません。親が過度な期待を持って尋ねた際に「覚えてない」「わかんない」と言われ、勝手に落胆してしまうと、子どもは「自分が悪いことをした」と感じてしまいます。覚えていなくて当たり前、というスタンスを忘れないことが大切です。
| NGな聞き方の例 | 子どもが受ける影響 |
|---|---|
| 「お腹の中、どうだった?ねえ教えて!」と何度も尋ねる | 尋問されているように感じ、適当な作り話を言ってしまう。 |
| 「雲の上からママを選んでくれたんでしょ?」と答えを誘導する | 自分の記憶ではなく、親の言葉をオウム返しするだけになる。 |
| 「覚えてないの?」とがっかりした顔を見せる | 「期待に応えられなかった」と子どもを悲しませてしまう。 |
中間生記憶・胎内記憶を「思い出す方法」と上手な聞き方
では、プレッシャーをかけずに子どもから胎内記憶を引き出すには、どのような方法が良いのでしょうか。自然に思い出すための環境づくりと、声かけのコツをご紹介します。
リラックスしているタイミングを狙う
子どもが記憶をポロっと話しやすいのは、脳がリラックスしてα波が出ている状態のときです。具体的には以下のようなシチュエーションがおすすめです。
・お風呂の湯船に浸かって、ゆったりしている時
・夜、布団に入って部屋を暗くし、眠りにつく直前
こうした安心できる環境で、ふとした瞬間に聞いてみると、ポツリと語り始めることがあります。
「はい/いいえ」で答えられないオープンクエスチョンにする
「お腹の中は温かかった?」と聞くと「うん」で終わってしまいます。「ママのお腹の中って、どんな感じだったのかなぁ?」と、子どもが自由に言葉を紡げる聞き方をしてみましょう。
【親子の会話・声かけ例】
ママ「(お腹を優しくなでながら)〇〇ちゃん、ここに入ってたんだよ〜。あの時、どんなことして遊んでたの?」
子ども「うーんとね、キックしてた!」
ママ「そっかぁ、キックして元気にお返事してくれてたんだね。その前はどこにいたの?」
子ども「お空にいたよ!」
ママ「へえ!お空からはどんな景色が見えたの?」
このように、子どもが話した内容を否定せず、そのまま受け止めて広げていくのがコツです。
絵本や図鑑をきっかけにする
言葉がまだ未発達な時期には、胎内や宇宙、雲の上が描かれた絵本や図鑑を一緒に見ながら、「ここ、〇〇ちゃんも行ったことある?」と聞いてみるのもひとつの方法です。視覚的なイメージが刺激となり、記憶の糸口になることがあります。ただし、絵本の内容をそのまま自分の記憶として混同してしまうこともあるため、「お話のきっかけ作り」程度にとどめましょう。
【Q&A】胎内記憶やスピリチュアルな疑問
Q. まったく話してくれないのですが、愛情が足りないのでしょうか?
A. 全く関係ありません。胎内記憶を話すかどうかは、その子の言葉の発達や想像力、記憶のタイプによる個人差がほとんどです。話さないからといって気にする必要は一切ありません。
Q. スピリチュアルな話は信じていないのですが、子どもが話してきたらどうすればいいですか?
A. 科学的な真偽はともかく、「この子は今、一生懸命に自分の想像や感情を言葉にして伝えようとしてくれている」と受け止めてあげてください。「そんなの嘘でしょ」と否定せず、「そうなんだね、教えてくれてありがとう」と耳を傾けることで、子どもの自己肯定感や親への信頼感が高まります。
Q. 話した内容を忘れてしまうことはありますか?
A. はい。胎内記憶や中間生記憶は、言葉が達者になり社会性が身につく6歳〜小学生頃には、自然と忘れてしまうことがほとんどです。話してくれたら、こっそりメモに残しておくのも素敵な思い出になりますよ。
これは聞いてみたい!赤ちゃんがママを選ぶ理由とは(体験談7選)
ここからは、実際に不思議で神秘的な体験をした7人の先輩ママのお話をご紹介します。子どもたちはなぜ、今のママを選んで生まれてきたのでしょうか。
ママが寂しそうだったから
妊娠前から前世の記憶や中間生記憶など、「生まれる前の記憶」というものに興味がありました。
長男が3歳くらいの時、一緒にお風呂に入っていた時に、「なんでママのところに来たの?」と聞いてみたことがあります。
そうしたら、「なんかママが寂しそうだったから、僕が行ったら喜んでくれるかなーと思った」と言ってくれました。
実は長男を妊娠する前、初めて妊娠したときに出産まで至らなかったことがあり、毎日のように泣いていました。もしかしたら、そのことを知っているのかと思い驚きました。
ママのところに来る前はどこにいたの?と尋ねると、「お空でみんなと遊んでて、僕が行こうとしたら、順番守らないで先に行っちゃって怒られた子がいた」とか言うのです。
この話には本当にびっくりさせられましたが、息子には生まれてきてくれて本当にありがとうと言いたいです。
神秘的な体験!
それは、突然の出来事でした。上の子が3歳の頃の事です。
突然「あのね僕、ママのお腹の中から出たくなかったんよ。水の中で気持ち良かったよ」と、何の前触れもなく、私にむかって話してくれました。
以前、そういう事を言う子供がいるらしいとは、ママ友から聞いた事がありましたが、とっさのことでビックリしました。
そこで平静を装い、「じゃあ、どうして出てきたの?」と、ゆっくりと聞き返したら、「ママとパパに会いたかったからかな」って言うんです。
もぉー内心では、花火が打ち上がる程うれしかったのですが、もう少し話してくれないかな?と思い、「それで?」と、さらに聞いてみました。
そうしたら、「でも、やっぱり出てきたくなかったかな」と。その1回だけでしたが、とても神秘的な気持ちになり、ママを選んでくれてありがとうと思いました。
息子の優しさにまた涙
息子が4歳のときでした。わたしが夫とケンカをしてしまい、息子が側にいるにもかかわらず泣いてしまったんです。そうしたら、息子が泣いている私の頭を撫でてくれました。
「ママ、泣き虫でごめんね」と言うと、息子は「ぼくはママをヨシヨシするために、ママを選んだんだよ」と言ってくれたんです。
その時は聞き流してしまったんですが、後から思い出して、息子に話を聞いてみたんです。
そうしたら、生まれる前にどこか高いところから私のことを見ていて、その時、私が泣いていたらしく、ヨシヨシしなくちゃいけないと思って私を選んだと言うのです。
本当にそんなことがあるのかなと思ってしまいましたが、息子の優しさが本当にいとおしくて、ずっと覚えていようと思いました。
とても嬉しい言葉をかけてくれる子供
私が最近感激した我が子の言葉についてです。その頃、子供は4歳で、保育園に通っていたのでいろいろな言葉を覚えてきた感じでした。
子供の成長が嬉しい今日この頃です。帰ってきて「ママ今日はこんなことがあったよ」とか「今日お絵描きしてきたよ」とか色々教えてくれるので嬉しいです。
そんなある日、保育園で母の日にお手紙を書くことになったらしく、その日子供が帰ってきたときに「ママこれ読んで」と言って渡してくれました。
「ママいつもおいしいご飯をありがとう。産んでくれてありがとう。きっとおなかの中に入る前からママのところに生まれたかったんだね。ママを選んでよかった」と書かれてあってびっくりしました。
こんな手紙を書いてくれてうれしかったです。子供を産んで改めてよかったと思います。
大好きな小さな恋人
子どもが4歳になって間もない頃に、一緒にお風呂に入っているときに、「僕はママが大好きだから、ママの所に産まれてきたんだよ」って話してくれました。
ママを選んでくれたの?って聞くと、「そうだよ」って笑顔で答えてくれました。
子どもは親を選んで産まれてくる話は、聞いたことありましたが、実際に、自分の子どもが、言ってくれるとは思いませんでした。
なんで、ママを選んでくれたの?って聞いたら、こう答えてくれました。
「だって、パパとママ仲良く笑ってて、すっごく楽しそうだったんだもん。じいちゃんやばあちゃんもいたし。僕も笑っていたかったからきたんだよ。だから、最近怒ってばっかのママ、なるべく怒らないでね」と言われました。
やんちゃになってきて怒ってばかりだったので、少し反省して、お風呂で抱きしめてしまいました。
雲の上からみた楽しそうなおうち
小さな赤ん坊だった娘も、もう小学4年生。大きくなるのはあっという間です。娘が最初にその話をしたのは5歳の時。
「小さな子どもにはお腹の中の記憶がある」という話を小耳に挟んだので、ワクワクしながら「ママのお腹の中ってどうだった?」と聞いてみると、「覚えてない」とのこと。
ちょっとガッカリしつつ「じゃあ、どうしてパパとママのところに来たのか覚えてないの?」と尋ねると、「楽しそうだったからだよ!」と言うのです。
お腹の中は全然覚えていないけど、どうしてママを選んだのかは覚えている様子。
娘が言うには、お空の雲の上から、下のたくさんのおうちが見えていて、いろんなパパとママがいたのだけれど、私たちがいつもニコニコ笑っているのを見て、「あのおうちは楽しそう」「仲間に入りたいな」と思ったのだそうです。
私たち家族は娘の言う通り、穏やか、静かというよりは、いつも誰かが喋っていて、それも冗談や楽しいことを言ってとにかく笑っていることが多い家族です。
娘はそれを見て、そうなりたいと選んでくれたのかもしれませんね。
楽しい夫婦に楽しい娘が加わり、私たち家族は雲の上で娘が想像していた通り、今日も賑やかな毎日を送っています!
天使かな?と思う息子の一言!
息子が7歳のときのことです。息子の誕生日にケーキを手作りしました。専業主婦だったことに加えて、少々節約するつもりで誕生ケーキを手作りしていました。
我ながらなかなかうまくできたなぁと思って、息子の似顔絵を書いたりして出来上がりました。これを見せたときに、息子は素直に驚いて喜んでいたのです。
誕生日のプレゼントを渡し、息子を抱きしめながら「ママのところに生まれてきてくれてありがとう!」と言いました。
そしたら、息子が何ともカワイイ顔で「僕はママを選んで生まれてきたんだよ」と言ってくれたのです。あまりにドラマみたいなことを言うので、ポカーンとしてしまいました。
料理上手なママを選んで生まれてきたらしいです。とっても嬉しかったです。そしてその後強く抱きしめました。
素直すぎる息子は、未だに誰に似たんだろうと不思議です。
まとめ:記憶の有無に関わらず、愛情を伝えるチャンスに
胎内記憶や中間生記憶は、すべての人が持っているわけではなく、また科学的な証明もされていません。しかし、子どもが「ママを選んで来たよ」「お腹の中で声が聞こえてたよ」と一生懸命に話してくれるその言葉には、ママへの純粋な愛と「自分を受け入れてほしい」という思いが込められています。
無理に聞き出したり、「聞いてはいけないのでは」と神経質になりすぎたりする必要はありません。もし子どもが話し始めたら、「そうだったんだね。生まれてきてくれてありがとう」とぎゅっと抱きしめ、親子の絆を深める素敵なコミュニケーションの機会として楽しんでみてくださいね。


