【決定版】スライムの簡単な作り方4選!ホウ砂なし・家にあるもので手作り(片栗粉/小麦粉/重曹/塩)
スライムは、あの「プニプニ」「とろーり」とした不思議な感触が子供に大人気のおもちゃです。実はお店で買わなくても、家にある身近な材料を使って初心者や小学生でも簡単に作ることができますので、お天気の良くない日や、長い夏休みなど、お家の中での遊びや自由研究にとてもおすすめです。予想外の手触りの変化に、子供も大人も大喜びするでしょう。
スライム作りというと「ホウ砂(ほうしゃ)」という薬品を使うのが一般的ですが、ドラッグストアでしか買えなかったり、毒性があって小さな子供には取り扱いが心配だったりしますよね。そこで今回は、「ホウ砂なし」で作れる、より手軽で安全なスライムのレシピを厳選しました。
ただし、本記事で紹介するスライムの一部は、小麦粉や片栗粉などアレルギー物質を含む食品を材料として使用します。お子様に該当のアレルギーがないか事前に確認し、また、遊ぶ前に必ず手洗いを徹底するなど、十分注意して取り組んでください。
こちらでは、片栗粉、小麦粉、重曹、塩を使った4種類のスライムの簡単な作り方、スライムの色々な遊び方や注意点、遊び終わったあと服や床が汚れた際の片付けのコツを詳しく紹介します。
できあがったスライムの感触を楽しむだけでなく、粉や液体を混ぜ合わせて化学変化のような作る過程を体験することは、子供の理系的な好奇心を刺激する大きな学びとなるでしょう。
片栗粉を使ったスライム(口に入っても比較的安全)
【重要】食物アレルギーについて
片栗粉は、じゃがいも由来のデンプンです。万が一、お子さんにじゃがいもやデンプンに関するアレルギーがある場合は、このレシピは避けてください。遊ぶ際は、絶対に口に入れないよう、特に小さな乳幼児がいるご家庭は保護者が必ず目を離さずに十分ご注意ください。
まずは、片栗粉を使ったスライムの材料と作り方を見てみましょう。
片栗粉をベースにしたスライムなら、もしも指を舐めて口に入ってしまっても薬品に比べれば比較的安心・安全ですし、作って遊んだあとの片付けも楽です。「水溶き片栗粉」のドロドロ状態に洗濯糊を足すことで粘度を高くして完成したスライムは、子供だけでなく、大人もついつい触り続けてしまうくらい、独特の「とろみ」のある触り心地にハマってしまうでしょう。
スライムは乾燥すると水分が飛んでカチカチに硬くなり、遊べなくなりますので、保管する際はタッパーなどの密閉容器や、ジップ付きの密閉できる袋に入れてください。ただ、いくら密閉して保管していても数日で徐々に乾燥してくるため、作ったらできるだけ早め(2〜3日のうち)に遊んで処分することをおすすめします。
片栗粉スライムの材料
- 片栗粉 1カップ
- 水 1/3カップ
- 洗濯糊(PVA配合のもの) 1/4カップ
- 絵の具、または食紅 少々(100均で買えるものでOK)
- ボウル、混ぜるための割り箸やスプーン
洗濯糊は、パッケージの裏を見て主成分が「PVA(ポリビニルアルコール)」と表示されているものを選びましょう。PVAはスライムのあの特有の粘り気や弾力を出すために絶対に欠かせない成分です。100円ショップの洗濯用品コーナーや文具コーナーで簡単に購入できます。
片栗粉スライムの作り方手順
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ボウルに片栗粉と水を入れ、ダマがなくなるまでしっかりと混ぜ合わせます。(※この水溶き片栗粉だけでも「ダイラタンシー現象」という不思議な硬さを楽しめます)。しっかり混ざったところにPVA洗濯糊を加え、さらに均一になるようによく混ぜます。 -
絵の具や食紅をほんの少しずつ足して色をつけます。色が全体にムラなく混ざり、好みのトロトロ感になったら完成です。
出来上がった片栗粉スライムは、プラスチックカップや透明なプリンカップなど他の容器に移し替えてもOKですが、手で直接触って感触を楽しむものなので、ボウルの中でそのままこねて遊んでいても楽しいですよ。
好みの触り心地(硬さ)に調整するには?
できあがったスライムが「ポロポロして硬い」場合には少しずつ水を足し、逆に「ドロドロすぎてゆるい」場合には片栗粉を大さじ1杯ずつ加えて触り心地を調整してみましょう。片栗粉をしっかり溶かすことが、なめらかなスライムを作るポイントです。
ちなみに、ここでは水溶き片栗粉に後から色づけするという順序で紹介していますが、先に水に絵の具を溶かして色水を作っておき、その中に片栗粉を入れる作り方もあります。どちらが色ムラなく上手に作れるか、小学生の自由研究として両方試して比較してみるのも良いかもしれません。
小麦粉を使ったスライム(粘土のような感触)
【重要】食物アレルギーについて
小麦は、アレルギー物質を含む食品に関する表示について法令で規定する特定原材料の一つです。お子様や同居のご家族に小麦アレルギーがある場合は、アナフィラキシー等の危険があるため、このレシピは絶対に避けてください。遊ぶ際は、絶対に口に入れないよう、特に小さな乳幼児がいるご家庭は十分ご注意ください。
小麦粉を使ったスライムは、片栗粉を使ったものより粒子が細かいため、子供でも混ぜやすいのが特徴です。パン生地のような、ねっとり・もっちりとした触り心地で子供も大喜びするでしょう。片栗粉スライムとの触り心地の違い(とろみ vs もっちり感)などを比べてみるのも、ちょっとした勉強にもなります。
また、加える洗濯糊や水の量によって、スライムだけでなく強力な「糊」や「小麦粉粘土」にもなるので、新聞紙やチラシを使った張り子工作などにも応用して使えます。
小麦粉スライムの材料
- 小麦粉 1/2カップ(薄力粉でOK)
- 洗濯糊(PVA) 3/4カップ
- 絵の具、または食紅 少々
- ボウル
小麦粉スライムの作り方手順
小麦粉と洗濯糊をボウルに入れ、粉っぽさがなくなるまで手やヘラでしっかりとこねて混ぜ合わせます。最後に絵の具や食紅で色をつけたら完成です。
今回は1色しか使いませんでしたが、色を入れて混ぜるときに、赤・青・黄色など数種類の絵の具や食紅を使って、「赤と青を混ぜると紫色になるね!」と色の組み合わせ(混色)を楽しむこともできます。
小麦粉スライムの汚れを落とすときのコツ
小麦粉ならではの強力なもっちりとした触り心地に、子供は面白さを感じるはずです。しかし、小麦粉スライムの場合はグルテンが形成されるため、手についたベタベタの汚れを水だけで落とし切るのは一苦労です。すぐに水で流すのではなく、手についたスライム同士をこすり合わせて丸め取るか、ペーパータオルなどである程度汚れをしっかり拭き取ってから水洗いすることをおすすめします。また、小麦粉スライムは排水管の中で固まる恐れがあるため、そのまま排水口に流さず、遊び終わったらビニール袋などに入れて可燃ゴミとして捨てましょう。
重曹を使ったふわふわスライム(ホウ砂なしの最強レシピ)
ホウ砂を使わずに、家にある「重曹」と「コンタクト洗浄液(または目薬)」を使うと、雲のように柔らかくてよく伸びる、少し変わった触り心地の「ふわふわスライム」を作ることができます。
重曹はお菓子作りだけでなく、掃除アイテムの1つとしても知られています。100円ショップやスーパーなどでも安価に購入できるので、常備しておくと便利です。ホウ砂を使うよりも比較的固まりにくくトロトロになりやすいスライムですが、それも重曹スライムならではの柔らかい面白さと言えるでしょう。
「重曹+洗濯のりだけ」では固まらない?ホウ酸の代替について
よく「重曹と洗濯のりだけでスライムが作れる」と誤解されがちですが、実はその2つだけではただのドロドロの液体のままで固まりません。
市販のスライムは、洗濯糊の主成分である「PVA」と、「ホウ砂(ホウ酸ナトリウム)」の成分が化学反応を起こして高分子を架橋(結合)することでプルプルの個体になります。ホウ砂は取り扱いが難しいため、本レシピでは比較的安全な家庭用品である重曹と、「ホウ酸」を含むコンタクト洗浄液や目薬をホウ砂の代替・つなぎ役として使用して固めます。
重曹のふわふわスライムの材料
- 湯(40℃程度のお風呂くらいのお湯) 120cc
- 洗濯糊(PVA配合のもの) 120cc
- 絵の具、または食紅 少々
- 重曹(粉末) 15ml(大さじ1)
- コンタクト洗浄液か目薬 15ml程度(※必ず成分表を見て「ホウ酸」が含まれているものを選んでください。ホウ酸が入っていないと絶対に固まりません)
- ボウル
重曹のふわふわスライムの作り方手順
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ボウルにお湯を入れ、絵の具または食紅を入れて色水を作ります。(※水よりもお湯を使うと、後から入れる重曹が溶け残らず綺麗に混ざります) -
色水の中に洗濯糊を加えてよく混ぜます。その後、重曹を少しずつ振り入れてさらに混ぜ合わせます。すると、炭酸ガスの効果で少しシュワシュワと細かい泡が立ってきます。 - コンタクト洗浄液、または目薬を「数滴ずつ」少しずつ加えながら、割り箸で勢いよく混ぜていきます。この工程でホウ酸が反応し、スライムが魔法のようにドロッと固まり始めます。好みのプルプル感・固さになったら完成です。一気に洗浄液を入れると固くなりすぎるので、様子を見ながら足すのが小学生でも失敗しないコツです。
絵具や食紅の入れ過ぎに注意!
重曹スライムの場合、ドロドロに固まった後から色づけするのは非常に難しいので、手順1のように「あらかじめお湯に色をつけておく」ことをおすすめします。絵具や食紅が少量でも透明感のある鮮やかな色がでますので、真っ黒になったり手に色が沈着したりしないよう、入れすぎには充分注意しましょう。
塩で変化!スライムが「跳ねるスーパーボール」に!
ここまでは、家にあるもので簡単にできる「伸びる・とろける」スライムをご紹介してきました。
材料による触り心地の違いも十分に楽しいですが、4種類目として、あっと驚く「進化系のスライム」を見てみましょう。なんと、塩の「塩析(えんせき)作用」を利用することで、水分が抜けてスライムがゴムのように弾むスーパーボールに変化してしまいます。
スライムで作るスーパーボールの材料
- 塩 40グラム(食塩でOK)
- 水 100cc
- 洗濯糊(PVA) 100cc
- 絵の具、または食紅 少々
- ボウル
スライムでスーパーボールの作り方手順
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ボウルに塩と水を入れ、底に塩の粒が残らないようにしっかりとかき混ぜて「濃い塩水」を作ります。そこに絵の具や食紅で色をつけます。 -
色つきの塩水の中に、洗濯糊を少しずつ加えながら割り箸でぐるぐると混ぜ合わせます。すると、塩析現象によってPVAの水分が分離し、割り箸に白っぽい塊がまとわりついてきます。 -
割り箸の先について固まったスライムの塊を手で取り出し、水分を絞り出すようにこねていきます。普通のスライムとは違う、ゴムのような「キュッキュッ」という硬い感触が面白いです。 -
スーパーボールに近づけるべく、手のひらでコロコロと転がして綺麗な球体に丸く形作ります。風通しの良い場所で数時間〜半日ほど乾燥させ、表面の水分が飛んで塩の粉が白く浮いてきたら、スライムで作った「弾むスーパーボール」の完成です。床に落とすとポーンと跳ね返りますよ!
塩を良く混ぜて溶かしきることがポイント!
スライムでスーパーボールを作る際には、水に塩がすっかり溶けるように最初によくかき混ぜておくことが最大のポイントです。水と塩を良く混ぜて飽和食塩水を作ることで、洗濯糊のPVA成分が均一に分離・凝固しやすくなり、スーパーボールの表面がダマにならず綺麗に仕上がります。
子供が夢中になる!スライムの色々な遊び方アイデア
子育て中の方の中には、子供がお祭りや地域のワークショップなどで作ってきたスライムを持ち帰ったものの、「ただ握る以外に、どのように遊ばせたら良いのか分からない」というママもいるようです。
そこで、スライムの特性を活かした具体的な遊び方アイデアをご紹介しますので、マンネリ化せずに親子で楽しんでみましょう。
とにかくスライムの感触をフルに楽しむ!
スライム最大の特徴とも言える、独特のひんやり・とろとろした感触。子供は、理屈抜きにとにかく触っているだけで楽しいものです。
スライムを両手で丸めたり、ツルツルのテーブル台の上や手のひらでビヨーンと長く伸ばしたり、ねじってみたり。ストローを刺して息を吹き込み、スライム風船を作るのも小学生に大人気の遊び方です。次々と形を変えていくスライムは、想像力を刺激してとても面白いはずです。手のひらで強く押し付けて手形や足形をつけて遊ぶのも楽しいでしょう。
また、多めに作ったスライムをビニールプールや大きめのタライの中に入れると、「なんちゃって足湯(足スライム)」の完成です。夏場などは、前もって冷蔵庫で冷やしたスライムを入れることでひんやりと気持ち良いので、子供も大はしゃぎで喜びます。その癒やされる感触は、子供だけでなく、日頃疲れているママをも虜にしてしまうかもしれません。
おままごと・ごっこ遊びに活用する!
形を自由に変えられるスライムは、おままごとなどのごっこ遊びをする際にも重宝します。
例えば、洗ってよく乾かしたお肉の食品トレーの上にお団子状にした「小麦粉スライム」をのせて、パン屋さんやお団子屋さんごっこを楽しむことができます。赤や緑など色違いのスライムを組み合わせて、お弁当など色々な食べ物を作って表現してみましょう。
片栗粉や小麦粉、重曹などで作ったスライムは、ホウ砂で作ったものよりも固まりにくくトロトロ流れる性質を持つものも多いため、透明な紙コップやパフェカップに入れて「溶けかけのアイスクリーム屋さん」や「ジュース屋さん」ごっこなどをするのもアイディアの1つです。
手作りスライムの片付け方(服や絨毯についた場合)と注意点
スライム遊びの最大のネックは「片付け」です。遊び終わったあとにママが怒らずに楽に片付けられる方法としては、絨毯や畳の上は絶対に避け、フローリングやクッションマットなど、ツルツルして拭き掃除がしやすいところで遊ぶのが鉄則でおすすめです。小麦粉や片栗粉、塩などのスライムは、フローリングに落ちて乾いてしまえばポロポロになるので、ある程度掃除機で吸い取ることもできます。より安心なのは、大きめのレジャーシートを敷き、その上で遊ばせることです。そうすれば直接床を汚さずに済むので、シートを丸洗いするだけで楽に片付けられます。
また、あらかじめ汚れてもOKの服に着替えておく、またはスモックを着せておくと、「服を汚さないで!」とハラハラすることなく、子供の自由な発想を制限せずに思い切り遊ばせることができます。
服や髪にスライムがこびりついてしまった場合の落とし方
スライムが服の繊維に入り込んで固まってしまった場合、無理に引っ張ると生地が傷みます。スライム(PVA)はお酢やクエン酸などの「酸性」の液体に溶ける性質があります。洗面器にお湯と少量の「お酢(またはクエン酸水)」を入れてもみ洗いすると、ドロドロに溶けて綺麗に落とすことができます。
作り方が簡単!しかも家にあるものですぐに作れる「ホウ砂なし」のスライムは、危険な薬品や特別な道具を用意しなくてもいいので、子育て中のママにとっても非常に嬉しい遊び道具です。しかも好きな色をつけたり、自分で材料の分量を調整して混ぜ合わせ、手で触感の違いなどを楽しんだりすることは、子供の脳のシナプスを刺激する非常に良い知育遊びにもなります。
手作りということで子供の手はもちろん、床などが汚れてしまうことがどうしても気になるママもいると思いますが、親子で笑い合いながら楽しい時間を過ごし、子供の豊かな感性の成長にも繋がる貴重な体験です。汚れてもいい古着を着せたり、床に新聞やレジャーシートを敷いたりして防御策を固めたら、あとは口に入れないことだけ注意して、思いっきりダイナミックに遊ばせてあげましょう。
また、兄弟に歳の差があるご家庭では、スライムと一緒に「小麦粉粘土」の作り方も知っておくと、小学生の上の子には重曹スライム、なんでも口に入れてしまう乳幼児の下の子には安全な小麦粉粘土、といったように安全性を分けながら同時に遊ばせてあげることができますよ。
参考文献




